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中学理科の計算問題「基本レベル」定期テスト・高校入試対応

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中学理科で学習した計算問題を、一気に演習します。理科の計算問題は、苦手意識を持つ人が多いですが、基本の考え方と公式をしっかり押さえればスムーズに解けるようになります。本記事では、中学理科でよく出る「基本レベル」の計算問題を厳選し、わかりやすく解説します。公式の使い方や計算のコツを身につけて、得点アップを目指しましょう!

基本レベルの問題です。応用問題は入れていません。どれも基本レベルの問題ですので、すべての問題が解けるようになっておきましょう。
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【問題】中学理科の基本計算問題

どの問題も定期テストや入試問題でどんどん出題されます。間違えた問題は、繰り返し練習し、すべてが解ける状態になっておきましょう。

【計算問題】音の計算
(1)1.6kmはなれた地点で打ち上げられた花火が見えてから、4.7秒後に音が聞こえた。このときの音の速さはおよそ何m/sか。小数第1位を四捨五入して答えなさい。

(2)テレビの正午の時報が鳴ったとき、その0.8秒後に近くの公園からの正午の時報の音が聞こえた。空気中を伝わる音の速さを340m/sとすると、公園の時報が鳴った場所までの距離は何mか。

(3)運動場から校舎に向かって号砲を鳴らしたところ、2.6秒後に音が校舎で反射して返ってきた。校舎から号砲を鳴らした場所までの距離は何mか。ただし、空気中の音の速さを340m/sとする。

(4)下の図は、ある高さの音をコンピューターに通して波形として表したものである。横軸の1目盛りを0.001秒とすると、この音の振動数は何Hzか。

振動数

【計算問題】濃度・溶解度の計算
(1)220gの水に30gの砂糖を溶かして砂糖水をつくった。この砂糖水の濃度は何%か。

(2)8%の食塩水500には、何gの食塩が溶けているか。

(3)60℃の水100gに溶けるミョウバンの最大の量は58gである。60℃の水300gには、最大で何gのミョウバンが溶けるか。

(4)60℃の水100gに硝酸カリウムを溶けるだけとかし、その水溶液の温度を20℃まで冷却すると、何gの結晶が生じるか。ただし、60℃の硝酸カリウムの溶解度は109g、20℃の硝酸カリウムの溶解度は32gとする。

【計算問題】質量保存の法則の計算
(1)鉄粉3.5gと硫黄2.0gの混合物を加熱すると、過不足なく反応して黒色の硫化鉄ができた。何gの硫化鉄ができたか。

(2)スチールウール8.4gを加熱すると、酸化鉄が11.6gできた。鉄と化合した酸素は何gか。

(3)塩酸を入れた全体の質量が58.0gのビーカーに、石灰石を1.0g加えると、気体が発生して全体の質量が58.6gになった。発生した気体は何gか。

【計算問題】電力・電力量・熱量の計算
(1)ある電気器具に100Vの電圧を加えると5.0Aの電流が流れた。この電気器具の消費電力は何Wか。

(2)100Vで使用すると200Wの消費電力になる電気器具の抵抗は何Ωか。

(3)400Wの電気器具を5分間使用すると、熱量は何Jになるか。

(4)500Wの電気器具を1時間30分使用すると、電力量は何Whになるか。

(5)20℃の水100gに電熱線を入れ温めると、5分後に26℃になった。このとき、水が得た熱量は何Jか。ただし、1gの水を1℃上昇させるに4.2Jの熱量が必要であるとする。

【解答】中学理科の基本計算問題

【解答・解説】音の計算
(1)1.6kmはなれた地点で打ち上げられた花火が見えてから、4.7秒後に音が聞こえた。このときの音の速さはおよそ何m/sか。小数第1位を四捨五入して答えなさい。

1600m÷4.7秒=340.42…

答え:約340m/s

(2)テレビの正午の時報が鳴ったとき、その0.8秒後に近くの公園からの正午の時報の音が聞こえた。空気中を伝わる音の速さを340m/sとすると、公園の時報が鳴った場所までの距離は何mか。

340m/s×0.8秒=272m

答え:272m

(3)運動場から校舎に向かって号砲を鳴らしたところ、2.6秒後に音が校舎で反射して返ってきた。校舎から号砲を鳴らした場所までの距離は何mか。ただし、空気中の音の速さを340m/sとする。

340m/s×1.3秒=442m

答え:442m

(4)下の図は、ある高さの音をコンピューターに通して波形として表したものである。横軸の1目盛りを0.001秒とすると、この音の振動数は何Hzか。

振動数

0.002秒:1回=1秒:x回  x=500

答え:500Hz

【解答・解説】濃度・溶解度の計算
(1)220gの水に30gの砂糖を溶かして砂糖水をつくった。この砂糖水の濃度は何%か。

30/(220+30) ×100=12%

答え:12%

(2)8%の食塩水500には、何gの食塩が溶けているか。

500g×0.08=40g

答え:40g

(3)60℃の水100gに溶けるミョウバンの最大の量は58gである。60℃の水300gには、最大で何gのミョウバンが溶けるか。

58g×3=174g

答え:174g

(4)60℃の水100gに硝酸カリウムを溶けるだけとかし、その水溶液の温度を20℃まで冷却すると、何gの結晶が生じるか。ただし、60℃の硝酸カリウムの溶解度は109g、20℃の硝酸カリウムの溶解度は32gとする。

109g-32g=77g

答え:77g

【解答・解説】質量保存の法則の計算
(1)鉄粉3.5gと硫黄2.0gの混合物を加熱すると、過不足なく反応して黒色の硫化鉄ができた。何gの硫化鉄ができたか。

3.5g+2.0g=5.5g

答え:5.5g

(2)スチールウール8.4gを加熱すると、酸化鉄が11.6gできた。鉄と化合した酸素は何gか。

11.6g-8.4g=3.2g

答え:3.2g

(3)塩酸を入れた全体の質量が58.0gのビーカーに、石灰石を1.0g加えると、気体が発生して全体の質量が58.6gになった。発生した気体は何gか。

(58.0g+1.0g)-58.6g=0.4g

答え:0.4g

【解説・解説】電力・電力量・熱量の計算
(1)ある電気器具に100Vの電圧を加えると5.0Aの電流が流れた。この電気器具の消費電力は何Wか。

100V×5.0A=500W

答え:500W

(2)100Vで使用すると200Wの消費電力になる電気器具の抵抗は何Ωか。

200W÷100V=2.0A
100V÷2.0A=50Ω

答え:50Ω

(3)400Wの電気器具を5分間使用すると、熱量は何Jになるか。

400W×300s=120000J

答え:120000J

(4)500Wの電気器具を1時間30分使用すると、電力量は何Whになるか。

500W×1.5h=750Wh

答え:750Wh

(5)20℃の水100gに電熱線を入れ温めると、5分後に26℃になった。このとき、水が得た熱量は何Jか。ただし、1gの水を1℃上昇させるに4.2Jの熱量が必要であるとする。

100g×(26℃-20℃)×4.2=2520J

答え:2520J

中学理科の計算問題について

公式を正しく使うコツ

  • 単位を統一(kg⇄g、m⇄cm など)
  • 必要な情報を整理し、問題文を図や表で可視化
  • 計算ミスを防ぐため、式を立てたら一度見直す

計算問題は公式を覚えるだけでなく、意味を理解して使いこなすことが大切!しっかり練習して得点アップを目指しましょう!

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