中学2年理科。天気で登場する等圧線について学習します。
- 重要度★★☆☆
- レベル★☆☆☆
- ポイント:等圧線の間隔は4hPaごと!
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授業用まとめプリント「等圧線」
等圧線
空気の重さによる圧力を気圧といいました。気圧は気象条件によって常に変化しています。空気があたためられたり冷やされたりして、上昇気流や下降気流が生じることで、場所により気圧が変化します。
同じ時刻の気圧が等しい地点を線で結んだものを等圧線といいます。場所により標高が異なるので、海面上の気圧に直して表示してあります。等圧線は曲線で描かれ、下の図のように交わることはありません。
等圧線の間隔
等圧線が引かれる間隔は4hPaごとになります。1000hPaをスタートとして低気圧側に向かって996hPa、992hPa、988hPaと引かれます。高気圧側に向かっては1004hPa、1008hPa、1012hPaと引かれます。
太い線は20hPaごとに引かれ、980hPa、1000hPa、1020hPaと引かれます。
また、等圧線の間隔は風の強さを表しています。間隔がせまいところほど風が強く、間隔が広いところほど風が弱いことを表しています。上の等圧線の図では、低気圧側の等圧線の間隔がせまくなっています。これは風が強いことを表しているのですね。
等圧線hPaの読み方
下の図のA地点とB地点の気圧は何hPaなのかを考えてみましょう。
まずは、高気圧か低気圧を読み取ります。上の図の場合は、低気圧が中心付近にありますね。低気圧の中心に向かって気圧が低くなることがわかります。
B地点のような等圧線と等圧線の間ぐらいにある場合は、2hPa気圧を変化させます。
A地点の気圧は1016hPa、B地点の気圧は1014hPaになります。
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