中学2年理科。人体のなかでも感覚器官について学習します。
- レベル★★☆☆
- 重要度★★☆☆
- ポイント:目と耳のつくりの名称とはたらきを覚える!
授業用まとめプリントは下記リンクからダウンロード!
授業用まとめプリント「感覚器官」
感覚器官とは
生物は、外界からの刺激を受けとり、それをもとに行動を起こします。今日は、外界からの刺激を受けとる感覚器官について学習します。下に主な感覚器官と受け取る刺激を紹介します。
感覚器官 | 刺激 | 感覚 |
目 | 光 | 視覚 |
耳 | 音 | 聴覚 |
鼻 | 臭い | 嗅覚 |
舌 | 味 | 味覚 |
皮ふ | 温度・圧力 | 触覚 |
目のつくり
感覚器官のなかでも、目のつくりと耳のつくりがテストによく登場します。各部の名称とはたらきをしっかりと覚えましょう。
次のつくりの名称とはたらきを覚えてください。
目のつくりとはたらき!
❶光彩(こうさい)…ひとみ(瞳孔)の大きさを変え、目に入る光の量を調節する。
❷レンズ(水晶体)…光を屈折させ、網膜上に像をつくる。
❸網膜(もうまく)…光を受け取る感覚細胞があり、光の刺激を受け取る。
❹視神経(ししんけい)…網膜で受け取った刺激を脳に伝える。
❶光彩(こうさい)…ひとみ(瞳孔)の大きさを変え、目に入る光の量を調節する。
❷レンズ(水晶体)…光を屈折させ、網膜上に像をつくる。
❸網膜(もうまく)…光を受け取る感覚細胞があり、光の刺激を受け取る。
❹視神経(ししんけい)…網膜で受け取った刺激を脳に伝える。
この他にも、目のつくりでテストに問われるつくりがあります。発展内容までマスターしたい人は、次の名称も覚えてください。
- 角膜(かくまく)…目の空気に触れている部分。
- チン小帯…レンズを引っ張る繊維上の構造。
- 毛様体(毛様筋)…レンズの膨らみを変える筋肉。
- ガラス体…目の中の空間にある、ゼラチン質の物質。
- 盲点(盲斑)…網膜上の視神経が伸びる場所。感覚細胞がない場所。
- 黄斑(おうはん)…網膜上の最も感覚細胞が集まっている場所。
耳のつくり
耳は音の刺激を受けとる感覚器官です。音は空気を振動させながら伝わってきます。この振動をとらえるのが耳です。まずは鼓膜が振動します。それを次々に内部に伝えるしくみについて覚えていきましょう。
耳のつくりに関しては、次のつくりとはたらきを覚えましょう。
耳のつくりとはたらき!
❶鼓膜(こまく)…最初に空気の振動をとらえる膜。
❷耳小骨(じしょうこつ)…鼓膜の振動をうずまき管に伝える骨。
❸うずまき管…音の刺激を受け取る感覚細胞がある。
❶鼓膜(こまく)…最初に空気の振動をとらえる膜。
❷耳小骨(じしょうこつ)…鼓膜の振動をうずまき管に伝える骨。
❸うずまき管…音の刺激を受け取る感覚細胞がある。
耳には、音の刺激を受け取るはたらきの他に、体の傾きや回転などを受け取るつくりもあります。発展内容ですので、必要な人だけ覚えるようにしましょう。
- 半規管(はんきかん)…体の回転を感知する。
- 前庭(ぜんてい)…体の傾きを感知する。
感覚器官の中でも目と耳のつくりは、特にテストでも問われやすいところです。下の練習問題を解いて、しっかりと覚えるようにしましょう。
感覚器官の練習問題
【問題】次の1~8の問いに答えよ。
- 外界からの刺激を受け取る器官を何というか。
- 鼻が受け取る刺激は何か。
- 目で刺激を受け取ると、何という感覚が生じるか。
- 目のつくりで、光の刺激を受け取る感覚細胞があるのはどこか。
- 目のつくりで、光彩のはたらきを簡潔に答えよ。
- 耳のつくりで、音の刺激を受け取る感覚細胞があるのはどこか。
- 耳のつくりで、耳小骨のはたらきを簡潔に答えよ。
- 温度や圧力などを受け取る感覚器官は何か。
【解答】
- 感覚器官(かんかくきかん)
外界からの刺激を受け取るのが感覚器官。刺激をもとに体を動かすのが運動器官。 - におい
鼻は「におい」、目は「光」、耳は「音」、皮膚は「温度・圧力」を刺激として受け取る。 - 視覚(しかく)
目は光の刺激を受け取り、視覚という感覚が生じる。 - 網膜(もうまく)
網膜には光の刺激を受け取る感覚細胞がある。 - ひとみの大きさを変え、目に入る光の量を調節する。
暗い場所では光彩が開きひとみが大きくなり、明るい場所では光彩が絞られひとみの大きさが小さくなる。 - うずまき管
うずまき管の中はリンパ液で満たされ、音の振動でリンパ液が振動することで刺激を受け取る。 - 鼓膜の振動をうずまき管に伝える。
耳小骨には、鼓膜で受け取った振動を増幅させ、うずまき管に伝えるというはたらきがある。 - 皮膚(ひふ)
皮膚には、温度や圧力、冷たさや触覚などを受け取るつくりがある。
感覚器官の授業動画
感覚器官のつくりとはたらきについて、動画の中で詳しく解説しています。授業用プリントと合わせて利用すると効果が上がります。
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