中学3年理科。植物の有性生殖について学習します。
- レベル★★☆☆
- 重要度★★★★
- ポイント:受精後何が何になるのかを覚える!
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授業用まとめプリント「植物の有性生殖」
植物の有性生殖
生殖には、オスとメスが関係なしにふえる無性生殖と、オスとメスでふえる有性生殖があります。動物の有性生殖については前回学習しました。
今回は植物が行っている有性生殖について見ていきます。植物は無性生殖でもふえていますが、種子をつくってふえる有性生殖も同時に行っています。
おしべの先端にあるやくでつくられた花粉がめしべの先端部分の柱頭につく(受粉する)と、花粉から花粉管が伸びていきます。花粉管は、めしべの根元のふくらみである子房の中の胚珠に向かってどんどん伸びます。
この花粉管の中を胚珠に向かって送られるのが、植物の生殖細胞である精細胞です。精細胞は、胚珠の中にある生殖細胞の卵細胞にたどり着くと、核どうしが合体します。これが受精です。受精後、卵細胞は受精卵になり、その後、細胞分裂を繰り返し(発生し)胚になります。胚珠は種子となり、子房は果実になります。
受精後の変化
植物の有性生殖で、一番テストに出やすいのは、受精後の変化です。何が何になるのかをしっかりと覚えましょう。
- 受精卵→胚
- 胚珠→種子
- 子房→果実
花粉管の観察実験
ここでは、花粉管から伸びる花粉管を観察する実験があります。下の図を見てください。
- おしべの先端にあるやくから花粉を取り出し、ショ糖水溶液の上に落とす。
- プレパラートを水を入れたペトリ皿に、図のようにして入れふたをする。
- しばらく放置して顕微鏡で観察すると、花粉管がのびる様子が観察できる。
上記のことは、花粉管の観察実験が出題された場合、必ず聞かれますので、確実に答えられるようになっておきましょう。
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