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中3理科「金星の見え方」明けの明星とよいの明星

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中学3年理科。天体の金星の見え方を学習します。

  • 重要度★★★☆
  • レベル★★★☆
  • ポイント:見える方角と時間、大きさや満ち欠けを覚える!
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金星

金星は、太陽系の惑星で地球よりも内側を公転する内惑星でした。

地球型惑星に分類され、大きさや密度が最も地球に似た惑星であるため、「地球の姉妹惑星」と呼ばれています。
太陽系の惑星

今日は、内惑星である金星について学習を進めていきます。まず基礎知識として知っておきたいのが、金星の公転についてです。金星の公転は、地球と同じで、北極側から見ると反時計回りになっています。また、地球よりも公転軌道が小さいため、約0.6年で1回公転するということも覚えておきましょう。

また、金星は内惑星であるため、真夜中に観測できないことも覚えておきましょう。

真夜中に金星が観測できない理由

なぜ、金星(内惑星)が真夜中に観測できないのかというと、下の図のように、金星がどこにいても、真夜中は地平線の下に隠れて見えないからです。

金星が真夜中に見えない理由

外惑星の場合は、真夜中に南の空のほうに来ることができます。したがって、なぜ金星が真夜中に観測できないのかと聞かれたら、金星の公転軌道が、地球の公転軌道よりも内側にあるからと答えるようにしましょう。金星が地球よりも内側を公転しているからと答えてもいいでしょう。

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金星の見え方

金星が真夜中に観測できない理由がわかりましたが、もちろんお昼は空が明るすぎて観測できません。では、いつ金星が観測できるのでしょうか。

金星が観測できるのは、日の出前(朝・明け方)日の入り後(夕方・よい)の、空がうす暗くなったときです。ひと際明るく見えるので、明星(みょうじょう)」と呼ばれて、昔から親しまれてきました。

明け方見える金星を明けの明星、夕方見える金星をよいの明星と呼びます

明けの明星

明けの明星は、下図のように、明け方東の空で観測できます。金星の左側に光が当たっているので、左側が輝いて見えます。金星の公転軌道が短いので、金星は地球からどんどん遠ざかっていきますが、光を当てている面を地球に向け始めるので、光っている部分の広さは大きくなっていきます(満ちる)。

明けの明星

よいの明星

よいの明星は、下図のように、夕方西の空で観測できます。金星の右側に光が当たっているので、右側が輝いて見えます。金星の公転軌道が短いので、金星は地球にどんどん近づいてきますが、影の部分を地球に向け始めるので、光っている部分の広さはせまくなっていきます(欠ける)。

宵の明星

中3理科
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