中学公民「国際連合のしくみとはたらきの重要ポイント」についてまとめています。
国際連合のしくみ
1945年に発足。本部はニューヨーク。総会は、1国1票の議決権で、全加盟国が出席する。
安全保障理事会(安保理)
アメリカ・イギリス・フランス・中国・ロシアの5常任理事国と任期2年の10非常任理事国とで構成。常任理事国は、1国でも反対すると決議できない拒否権を持つ。平和維持活動(PKO)の実施を決議。
アメリカ・イギリス・フランス・中国・ロシアの5常任理事国と任期2年の10非常任理事国とで構成。常任理事国は、1国でも反対すると決議できない拒否権を持つ。平和維持活動(PKO)の実施を決議。
拒否権
常任理事国は安全保障理事会で常任理事国のうち1国でも反対すると採決できないという拒否権を持つ。日ソ共同宣言にて1956年ソ連との国交回復する。ソ連の支持も受け、日本は、国連の加盟が実現する。安全保障理事会は、常任理事国と非常任理事国を増やすよう求める声が上がっているが、実現していない。日本・ドイツ・ブラジル・インドなどが常任理事国入りを目指している。
国際連合と日本
- 日本は、1956年80番目の加盟国となり、経済の発展とともに現在までに何度も非常任理事国に選ばれ、国際連合での責任はとても大きい。
- 1991年の湾岸戦争をきっかけに、1992年には国連平和維持活動(PKO)協力法が成立。
- カンボジアやモザンビーク、東ティモールなどに自衛隊を派遣。
地域主義
地域主義(リージョナリズム)は、特定の地域で協力する動き。FTA(自由貿易協定)やEPA(経済連携協定)を結ぶ動きも進む。さらに、ASEAN、APEC、TPP(環太平洋経済連携協定)、FTA(自由貿易協定)など特定の地域でまとまりを作り、協調や協力を強める動きのことを地域主義(リージョナリズム)といいます。
日本の地域的経済協定
- EPA(経済連携協定)…2002年、シンガポールとの間で締結された。その後メキシコ・マレーシア・フィリピン・チリ・タイ・ブルネイ・インドネシア、ASEAN、ベトナム、スイス、インドと結んでいる。
- 政府開発援助(ODA)…先進国の政府から発展途上国への経済協力。資金の援助のほかに、人による技術の援助がある。
- TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)…現在、環太平洋地域の国々と経済の目用化を目的とした戦略的パートナーシップの交渉が進んでいる。
主権国家
主権国家とは、他国の支配を受けず、みずから政治的決定を行う国家で、国際社会の主な構成単位。国際法にしたがう。日本の国歌は「君が代」、国旗は「日章旗」

国の領土
国家の領域領土、領海、領空からなる。排他的経済水域の資源は沿岸国のものとなる。
日本の領土をめぐっては、北方領土(北海道)、竹島(島根県)、尖閣諸島(沖縄県)は日本固有の領土。北方領土はロシアが、竹島は韓国が不法に占拠。尖閣諸島は中国が領有権を主張。
コメント