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中学公民「財政のしくみの重要ポイント」

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中学公民「財政のしくみの重要ポイント」についてまとめています。

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地方財政

地方財政

地方財政

財政は、国・地方公共団体が租税などの収入(歳入)をもとに、道路などの社会資本の建設や教育などの公共サービスのために支出(歳出)を行う経済活動。

歳入は、税金(租税)が中心。歳入不足は、国債や地方債を発行して得た借金でまかなう。
歳出は、高齢化で増える社会保障関係費、借金の返済である国債費、地方交付税交付金の割合が高くなっている。

  • 資源配分の機能…市場経済では適切に供給できない公共財・公共サービスを供給する。治安維持や道路などのインフラ整備、国防や外交など。
  • 所得再分配の機能…高所得の人に高く課税し、低所得の人に低く課税(素進課税)して所得格差を是正。また、社会保障を通じて再分配を行う。
  • 景気調整の機能…景気を安定させる、または底上げするなどの目的で財政支出を増減するフィスカル・ポリシー(裁量的財政政策)を行う。
  • 基礎的財政収支(プライマリー・バランス)…歳入の税収部分と、歳出の国債費を除いた部分の収支バランス。国債費を除いた歳出を税収だけで賄えているかどうかの指標である。財政健全化にむけて、2020年までに黒字化する目標が立てられている。

地方財政の課題

財源不足や財政の健全化が課題。国からの補助金や地方債にたよる。

  • 地方交付税交付金…地方公共団体間の財政格差を解消するために区から配分される。
    国庫支出金…特定の費用の一部について国が支払う。
  • 地方債…地方公共団体の借金
  • 地方分権…国と地方公共団体を対等に位置づけて、国の仕事や財源を地方に移すこと。地方分権一括法が成立し、地方公共団体が独自の活動が行えるようになった。
  • 市町村合併…仕事の効率化、財政の健全化などが背景。

税金

税金の種類

税金の種類

国税と地方税 直接税(納税者と担税者が同じ)と間接税(納税者と担税者が異なる)などに分類される。

累進課税制度

税負担を公平にするため,所得税などで採用。所得が多いほど、税率が高くなる。これに対し消費税などの間接税は、税率が一定で低所得者の負担が大きい。

財政政策

政府による景気安定化政策。

  • 好景気(好況)のとき→増税、公共投資減
  • 不景気(不況)のとき→減税、公共投資増

ポリシー・ミックス

財政政策と金融政策は一体的に運用されることが多い。2013年以降、政府・日銀による大規模金融緩和と財政政策、成長戦略の三本柱の政策が進行している。

確認問題 中学公民「財政のしくみの確認問題」

中学公民
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