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中2理科「だ液の実験」ベネジクト液・消化酵素

中学2年理科。消化の中でもだ液の実験について学習します。

  • レベル★★☆☆
  • 重要度★★☆☆
  • ポイント:ベネジクト液の色の変化

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授業用まとめプリント「だ液の実験」

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だ液の実験

消化と吸収の単元では、だ液のはたらきについて調べる実験があります。だ液の中の消化酵素であるアミラーゼのはたらきでデンプンが消化される内容です。ここでは、デンプンやデンプンが消化されてできる糖を調べる薬品が登場します。次の薬品を覚えましょう。

  • ヨウ素液
    デンプンと反応し、青紫色になる。
  • ベネジクト液
    糖と反応し、加熱すると赤褐色の沈殿ができる。

ヨウ素液は小学校の植物のはたらきで登場しましたね。今回新たに登場するのがベネジクト液です。この実験でしか登場しませんので、受験やテストのときに最も忘れられている薬品でもあります。しっかり覚えましょう。

ベネジクト液
次の文はベネジクト液の性質についてまとめたものである。( )に適する語を入れよ。

ベネジクト液は( ① )を調べる薬品で、①がある場合( ② )すると( ③ )色の沈殿ができる。

解答①糖 ②加熱 ③赤(赤褐色)

だ液の実験の内容

だ液の実験

だ液の実験は対照実験になっています。一方の試験管にはだ液を入れ、もう一方の試験管にはだ液を入れず水を入れて実験をしますので、だ液のはたらきでデンプンがどう変化するのかを見ることができます。

  • デンプン+だ液 →ヨウ素液は変化なし、ベネジクト液では赤褐色の沈殿ができる
  • デンプン+  →ヨウ素液で青紫色、ベネジクト液は変化なし

だ液を入れた試験管では、デンプンが無くなり、糖が生じていることがわかります。この実験でだ液の中の消化酵素がデンプンを糖に変えることがわかるのです。

さらに、温度を変えて実験を行う場合もあります。だ液の中の消化酵素がどのくらいの温度で最もよくはたらくのか調べます。ビーカーにデンプンとだ液を入れ、それぞれの温度に保ったビーカーに試験管を入れていきます。

  • 10℃ →ヨウ素液で青紫色、ベネジクト液は変化なし
  • 40℃ →ヨウ素液は変化なし、ベネジクト液では赤褐色の沈殿ができる
  • 80℃ →ヨウ素液で青紫色、ベネジクト液は変化なし

40℃のときはだ液の中の消化酵素がはたらき、デンプンを糖に変えたことがわかります。10℃と80℃の場合、だ液の消化酵素がはたらかず、デンプンが消化されずに残ったままになりました。このことから、だ液は40℃(ヒトの体温に近い温度)でよくはたらくことがわかります。

だ液の実験
下の図のように40℃の湯と0℃の氷水に、次の操作をした試験管A~Eを入れた。
・試験管A:デンプンのりにだ液を加える
・試験管B:デンプンのりにだ液を加える
・試験管C:デンプンのりに水を加える
・試験管D:デンプンのりに水を加える
・試験管E:デンプンのりにだ液を加える
しばらく時間がたって、試験管内の物質をヨウ素液とベネジクト液で調べる実験を行った。これについて、以下の各問に答えよ。
だ液の対照実験(1)しばらく時間がたって、試験管A、C、D、Eの溶液にヨウ素液を入れて、色の変化を調べた。このとき、青紫色に変化する試験管はどれか。すべて選び、記号で答えよ。
(2)(1)の実験で分かることを、2つ簡潔に説明せよ。
(3)試験管Bの溶液に糖ができていることを調べるにはどうすればよいか。簡潔に説明せよ。

解答(1)C、D、E
(2)デンプンはだ液によって別の物質に分解される。だ液は40℃でよくはたらく。
(3)ベネジクト液を入れ加熱する。

その他、試験で問われるだ液の消化酵素の性質をまとめています。

だ液の消化酵素の性質

消化液に含まれる消化酵素には次のような性質があります。

  • はたらく物質が決まっている。
  • ヒトの体温に近い温度でよくはたらく。
  • 自らは変化しないので少量ではたらく。
  • 最適なpHがある。

だ液の消化酵素であるアミラーゼの場合、口の中が中性でpHが7なので、そのpHでよくはたらくようになっています。

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