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中学地理「日本の産業|農業・林業・水産業・工業」まとめ

日本の輸入 中学地理
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中学地理「日本の産業」についてまとめています。

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第一次産業(農林水産業)

日本の農業

北海道をのぞき、規模の小さい自作農や兼業の農家が多い。地域により、近郊農業、促成栽培、抑制栽培、施設園芸農業、果樹栽培、畜産などが行われている。貿易自由化を原因に、食料自給率の大幅な低下が問題になっている。

  • 近郊農業…新鮮野菜などを都市へ出荷。千葉県、茨城県など大都市に近い地域で発達。
  • 促成栽培…温暖な気候を利用した野菜などの出荷時期を早める。高知県、宮崎県で発達。
  • 抑制栽培…冷涼な気候を利用した野菜などの出荷時期を遅くする。長野県、岩手県などで発達。
  • 施設園芸農業…温室ビニールハウスを利用した野菜・果実などを出荷時期をずらして栽培する。

日本の林業

秋田すぎ、木曽ひのきなど、森林資源は豊富。価格の安い木材の輸入が増え、林業従事者は減少している。

日本の水産業

排他的経済水域の設定などで、遠洋漁業や沖合漁業が減少。海外からの水産物の輸入が急増→とる漁業から、養殖漁業や栽培漁業などの育てる漁業に転換を図る。

  • 養殖漁業…魚の子供の頃から大人になるまで、人の管理下で育てられています。
  • 栽培漁業…卵から稚魚になるまでの一番弱い期間を人間が手をかして守り育て、無事に外敵から身を守ることができるようになったら、その魚介類が成長するのに適した海に放流し、自然の海で成長したものを漁獲することです。
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第二次産業(鉱工業)

日本の工業地帯まとめ

日本の工業地帯 地図

太平洋ベルトの京浜, 中京, 阪神,北九州工業地帯(域)を中心に発展→交通網の整備で、内陸に組立型工業を中心とした工業団地が進出。かつては加工貿易に 依存→1980年代、欧米諸国と貿易摩擦が激化→海外に工場を移転したが、産業の空洞化が問題→2008年、世界金融危機の影響を受ける→先端技術(ハイテク)産業に力を入れる。

工業地帯・地域

  • 北九州工業地帯…1960年代のエネルギー革命で、鉄鋼業が低迷。 工業の発展で水俣病などの公害も発生→70年代、IC(集積回路) の工場が急増→90年代、自動車の関連工場が進出。北九州市には、リサイクル工場が集中するエコタウンが形成されている。
  • 瀬戸内工業地域…1960年代、塩田のあと地や埋め立て地に石油化学コンビナートや製鉄所が進出し、瀬戸内工業地域が形成される。
  • 阪神工業地帯…近年、太陽電池の生産工場が進出している。内陸部の東大阪市や八尾市には、中小企業の工場が集まる。京都の清水焼、西陣織、堺(大阪府)の刃物など、伝統的工芸品が地場産業として根づいている。
  • 中京工業地帯…子業地帯が広がり、豊田市に自動車工業、瀬戸市に陶磁器工業が発達。 静岡県の太平洋岸には、東海工業地域が形成されている。
  • 京浜工業地帯…関東地方の高速道路沿いには工業団地が広がり、北関東工業地域が発達した。京浜工業地帯は、東京・川崎・横浜を中心として,藤沢・平塚などJR東海道本線沿いと、相模原・大宮などの内陸部に広がる日本有数の総合工業地帯です。重化学・機械工業を中心とします。出版業が突出しているのも特徴です。
  • 京葉工業地域…千葉県の東京湾沿岸の埋め立て地につくられた工業地域である京葉工業地域もあります。
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第三次産業(商業・サービス業)

商業の卸売業と小売業は減少したが, サービス業の医療・福祉分野は増加。IT革命による情報サービス業のほか, 外食,宅配便なども成長している。

中学地理
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