中1理科演習問題「身近な生物の観察」です。
【演習問題】身近な生物の観察
図のように、A~D点を観察場所として、校庭や校舎のまわり生えている植物を調べた。これについて、次の各問いに答えなさい。
(1)生えている植物を観察するために、観察するものを8倍から15倍程度に拡大して観察できるルーペを使用した。校庭に生えている植物を観察するときのルーペの使い方として適切なものを、次のア~エから一つ選び、記号で答えよ。
ア ルーペを植物に近づけて持ち、顔を前後に動かしてピントを合わせる。
イ ルーペを目に近づけて持ち、顔を前後に動かしてピントを合わせる。
ウ ルーペをちぎりとった植物に近づけて持ち、顔を前後に動かしてピントを合わせる。
エ ルーペを目に近づけて持ち、ちぎりとった植物を前後に動かしてピントを合わせる。
(2)校庭の観察場所であるA~C点で、人の往来が激しいA点に生えている植物として適するものを、下のア~エから一つ選び、記号で答えよ。
ア ドクダミ イ ゼニゴケ ウ ハルジオン エ スズメノカタビラ
(3)校庭の観察場所であるA~C点で、人があまり往来しないB点に生えている植物として適するものを、下のア~エから一つ選び、記号で答えよ。
ア ドクダミ イ ゼニゴケ ウ タンポポ エ オオバコ
(4)A点に生えている植物のからだのつくりを観察し、草たけと根の長さについて調べた。下のア~エの中で、A点に生えている植物のからだのつくりとして適するものを一つ選び、記号で答えよ。
草たけ | 根の長さ | |
ア | 低く横に広がっている | 浅いところまで生えている |
イ | 低く横に広がっている | 地中深くまで伸びている |
ウ | 高くヒョロヒョロしている | 浅いところまで生えている |
エ | 高くヒョロヒョロしている | 地中深くまで伸びている |
(5)観察したものをスケッチするときの、正しいスケッチの仕方として正しものを、次のア~エの中から一つ選び、記号で答えよ。
ア 先の太い鉛筆で影をつけながらスケッチする。
イ 対象とするものだけでなく、そのまわりまでスケッチする。
ウ 先のとがったえんぴつで影をつけず細い線ではっきりとスケッチする。
エ 輪かくだけをはっきりとスケッチし、内部の詳細なつくりはスケッチしない。
【解答・解説】身近な生物の観察
(1)イ
ルーペで観察を行うときは、ルーペを目に近づけて観察を行います。観察するものが動かせる場合は、観察するものを前後してピントを合わせます。観察するものが動かせない場合は、観察者である自分の顔を前後してピントを合わせます。ルーペと目を近づけたままというのがポイントです。生えている植物はちぎり取らずに観察を行いましょう。
(2)エ
A地点は校舎の南側に位置し、日当たりが良く人の往来が激しいのでよく踏まれる場所です。このような場所には、草たけが低く乾燥に強い植物が生えています。スズメノカタビラやオオバコなどが生えています。
(3)ウ
B地点は校舎の南側に位置し、日当たりはいいのですが人の往来は少ない場所です。このような場所には、乾燥に強い植物が生えています。タンポポやハルジオン、アブラナなどが生えています。
(4)イ
A地点は校舎の南側に位置し、日当たりが良く人の往来が激しい場所です。周りに草たけが高い植物がないので、植物は日光をたくさん受けれるように横に広く葉をつけます。また、乾燥する場所なので根は地中深くまで伸びます。
(5)ウ
観察物をスケッチするときは、対象とするものだけを先のとがった細い鉛筆で、影をつけたり線を重ねたりせずはっきりと描きます。
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