▶ YouTube授業動画もやっています

中1理科「花のつくりとはたらきの重要ポイント」

中1理科
スポンサーリンク

中学1年理科。植物分野の花のつくりについて学習します。

  • レベル★☆☆☆
  • 重要度★★★★
  • ポイント:受粉後の変化、被子植物と裸子植物の違い

授業用まとめプリントは下記リンクからダウンロード!
授業用まとめプリント「花のつくり

スポンサーリンク

種子植物の花

花とは、種子をつくる植物の器官です。花が咲いたあとには必ず種子ができます。花を咲かせ種子をつくる植物種子植物といいます。まずは、種子植物の花のつくりをしっかりと覚えてください。種子植物には、将来種子になる胚珠の状況によって、被子植物と裸子植物に分類されます。

被子植物の花

被子植物は、胚珠が子房に包まれている植物です。次の花の名称とはたらきを覚えましょう。

被子植物の花

花の中心から外側に向かって

  • めしべ(先端が柱頭、根元が子房、子房の中に胚珠
  • おしべ(先端がやく
  • 花弁
  • がく

それぞれのつくりのはたらき

  • 柱頭…花粉がつくところ(花粉がつくことを受粉という)
  • 胚珠…受粉後に種子になるところ
  • 子房…胚珠をつつみ乾燥から守る
  • やく…花粉をつくるところ

被子植物の「被」という漢字は、部首の書き間違えが多いので気を付けてください。受粉後の変化が重要です。子房が果実、胚珠が種子になることを確実に覚えておきましょう。

裸子植物の花

裸子植物は、子房がなく胚珠がむき出しになっている植物です。被子植物の花と何が違うのかを意識しながら、各部の名称を覚えていきましょう。

裸子植物の花

マツの枝の先端には雌花(めばな)、枝の付け根の方に雄花(おばな)があります。それぞれ、りん片とよばれるウロコのようなつくりがあり、雌花のりん片には胚珠が、雄花のりん片には花粉のうがついています。胚珠は受粉後に種子になり、花粉のうでは花粉がつくられます。

裸子植物の特徴は、受粉後に種子になる胚珠がむき出しになっているところです。また、被子植物の「やく」に相当するつくりが「花粉のう」であることも覚えておきましょう。

裸子植物は語呂合わせで覚える

被子植物は、芽生えのようすでさらに単子葉類と双子葉類に分類され、双子葉類は花弁の様子でさらに合弁花と離弁花に分類されます。裸子植物の分類はここまでなので、具体的な植物たちを覚えるようにしましょう。

テストや入試に出る裸子植物は少ないので、次の植物を覚えておきましょう。

  • ヒノキ
  • イチョウ
  • ソテツ
  • スギ
  • マツ

覚え方は裸になってヒノキ風呂に急ぎますです。

  • 裸子植物
    になって
  • ヒノキヒノキ
    風呂に
  • イチョウ
  • ソテツ
  • スギ
  • ますマツ

覚えたかどうかを下の問題で確認しましょう。

「花のつくりとはたらき」練習問題

【問題】次の1~8の各問いに答えよ。

  1. 花が咲き種子でふえる植物を何というか。
  2. 被子植物とはどのような植物か。簡潔に説明せよ。
  3. 裸子植物とはどのような植物か。簡潔に説明せよ。
  4. 被子植物の花のつくりで、めしべの先端とおしべの先端をそれぞれ何というか。
  5. マツのつくりで、枝の先端付近にあるのは雌花と雄花のどちらか。
  6. 胚珠は雌花と雄花のどちらのりん片についているか。
  7. まつかさは、もともと雌花と雄花のどちらだったか。
  8. 受粉後、胚珠は何になるか。

【解答】

  1. 種子植物
    種子によってなかまをふやす植物を種子植物といい、花を咲かせる植物です。
  2. 胚珠が子房に包まれている植物
    被子植物は、受粉後に種子になる胚珠が子房に包まれています。
  3. 子房がなく胚珠がむき出しの植物
    裸子植物は、子房がないので果実ができません。
  4. めしべの先端:柱頭 おしべの先端:やく
    柱頭は花粉がつくところ、やくは花粉をつくるところ。
  5. 雌花
    マツの枝の先端に雌花の集まり、枝の付け根あたりに雄花の集まりがあります。
  6. 雌花
    マツの雌花のりん片には胚珠が、雄花のりん片には花粉のうがついています。
  7. 雌花
    まつかさは、1年前や2年前に受粉した雌花になります。
  8. 種子
    受粉後、胚珠は種子、子房は果実になります。
理科履修ポイント・対策問題一覧
中学理科の対策記事一覧です。日ごろの勉強から定期テスト・高校入試対策にご利用ください。もちろん、無料です。

コメント

テキストのコピーはできません。