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中2理科「海陸風と季節風」海風と陸風が吹く仕組み

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中学2年理科。天気の海陸風と季節風について学習します。

  • 重要度★★★☆
  • レベル★★☆☆
  • ポイント:陸と海の水の暖まり方に注目!

授業用まとめプリントは下記リンクからダウンロード!
授業用まとめプリント「海陸風と季節風」

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海陸風

海陸風とは、海岸地帯で吹く、お昼は海から陸に向かって、夜は陸から海に向かって吹く風のことをいいます。お昼に海から陸に向かって吹く風を海風、夜に陸から海に向かって吹く風を陸風といいます。

凪(なぎ)

海陸風は、お昼と夜で風向きが反対になるので、海風と陸風が切り替わるときに無風状態が生まれます。これを凪(なぎ)といいます。

夕方に、海風から陸風へ切り替わるときの無風状態を夕凪、朝に陸風から海風へ切り替わるときの無風状態を朝凪ということも覚えておきましょう。

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海陸風の仕組み

では、海陸風が吹く仕組みについて学習していきます。最も重要なポイントは、陸と海(水)の暖まり方の違いになります。

陸は暖まりやすい物質でできています。暖まりやすいということは温度変化しやすいということですね。ということは、暖まりやすいんですが同時に冷めやすくもあります。これを比熱が小さいといいます。

海は暖まりにくい水でできています。暖まりにくいということは温度変化しにくいということになりますね。暖まりにくく冷めにくいという特徴を海の水は持っているのです。これを比熱が大きいといいます。

海陸風1

海風の仕組

海風は、よく晴れたお昼に海から陸に向かって吹く風です。日射が強く陸と海の暖まり方の違いによって海風が生じます。

海風

陸風の仕組

陸風は、よく晴れた日の夜に陸から海に向かって吹く風です。陸と海の冷え方の違いによって陸風が生じます。

陸風

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季節風

海陸風と同じ仕組みで吹いているのが季節風です。季節風とは季節により風向きが変わる風をいい、日本でも夏と冬で風向が異なる季節風が吹いています。

日本では、夏になると南東の季節風が吹き、高温で湿った空気をもたらします。また、冬になると北西の季節風が吹き、低温で日本海側に大雪、太平洋側には乾燥した晴れの天気をもたらします。

夏の南東の季節風

夏の強い日射によって、大陸と海洋が暖められますが、このときの暖まり方の違いによって南東の季節風が吹きます。

南東の季節風

冬の北西の季節風

冬になると日射が弱まります。夏の間に暖められた大陸と海洋が冷え始めます。このときの冷え方の違いによって、冬の北西の季節風が吹くのです。

冬の季節風

中2理科
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