▶ YouTube授業動画もやっています

中1理科「水溶液の性質の重要ポイント」

水溶液のアイキャッチ画像 中1理科
スポンサーリンク

中学1年理科。水溶液と濃度について学習します。

スポンサーリンク

水溶液とは

水溶液とは、物質が水に溶けたものです。では、水溶液になる液体にはどのような特徴があるのでしょうか。

●水溶液の性質

  1. 色がついていても透明
  2. 濃さは均一
  3. 放置しておいても沈殿しない

上記の3つを持つ液体を水溶液といいます。食塩水や砂糖水、コーラやメロンソーダなど、透明で裏が透き通って見える液体が水溶液になります。牛乳やメロンクリームソーダなどのようににごっている液体は水溶液とは呼びません。

溶質・溶媒・溶液

水溶液は、溶質が溶媒に溶けることでつくられます。

  • 溶質…溶けている物質
  • 溶媒…溶質を溶かす液体
  • 溶液…物質が溶けている液体

溶媒が水の場合、溶液は水溶液と呼ばれます。食塩水の場合、溶質・溶媒・溶液は次のようになります。

  • 溶質…食塩
  • 溶媒…水
  • 溶液…食塩水

水溶液

水溶液の濃度

濃度とは、水溶液の濃さのことです。正式には、質量パーセント濃度といいます。パーセントで溶けている物質の割合を表したものです。

質量パーセント濃度

水溶液の性質の練習問題

水100gに食塩25gを溶かし食塩水をつくった。これについて、以下の各問いに答えよ。
(1)できた食塩水の質量は何gか。
(2)食塩のように、水に溶けている物質を何というか。
(3)水のように食塩を溶かす液体を何というか。
(4)できた食塩水をしばらく放置すると、濃さはどのようになるか。次の中から適当なものを一つ選び、記号で答えよ。ただし、水溶液の温度は変化しないものとする。
ア 濃さはだんだんうすくなっていく。
イ 水溶液の下の方が濃くなっていく。
ウ 水溶液の上の方が濃くなっていく。
エ 濃さは均一で変わらない。
(5)この水溶液の質量パーセント濃度は何%か。

解答(1)125g (2)溶質 (3)溶媒 (4)エ (5)20%
(5)25/125 ×100=20%

スポンサーリンク

色々な水溶液

実験やテストには色々な水溶液が登場します。その中でも次の水溶液は超頻出です。水溶液の性質が酸性なのか、アルカリ性なのか、中性なのか。溶けている物質である溶質は何なのかをしっかりと覚えましょう。

色々な水溶液

水溶液の性質
(1)次の水溶液のうち臭いがある水溶液をすべて選び、記号で答えよ。
ア 食塩水  イ 塩酸  ウ 石灰水  エ アンモニア水
(2)次の水溶液のうち、アルカリ性の水溶液をすべて選び、記号で答えよ。
ア 塩酸  イ 炭酸水  ウ アンモニア水  エ 食塩水
(3)次の水溶液のうち、蒸発皿に入れ加熱すると何も残らない水溶液をすべて選び、記号で答えよ。
ア 砂糖水  イ 食塩水  ウ 塩酸  エ アンモニア水

解答(1)イ、エ (2)ウ (3)ウ、エ

指示薬

水溶液の性質を調べるときに使うのが指示薬です。酸性・中性・アルカリ性で色が変わるので、性質が一目瞭然です。

指示薬

指示薬
(1)酸性の水溶液は、何色リトマス紙を何色に変えるか。
(2)BTB溶液は、酸性で何色になるか。
(3)アルカリ性の水溶液に入れると、無色透明から赤色に変化する指示薬は何か。
(4)亜鉛などの金属を塩酸などの酸性の水溶液に入れると、何という気体が発生するか。

解答(1)青色リトマス紙を赤色に変える。
(2)黄色 (3)フェノールフタレイン溶液 (4)水素

スポンサーリンク
スポンサーリンク
中1理科
シェアする

コメント

テキストのコピーはできません。