中1理科「後期期末テスト予想問題」2学期期末・3学期学年末対応です。中学1年生の後期期末テストでは、「地震と地層」など、これまで学んだ内容の総復習が求められます。特に、計算問題や用語の理解が重要になり、しっかりとした対策が必要です。
この記事では、後期期末テストでよく出る問題を厳選し、予想問題としてまとめました。解答・解説もついているので、間違えた問題をしっかり見直し、自信をもってテストに挑みましょう!
学年 | テスト | 範囲 |
---|---|---|
中1理科 | 前期中間 | 植物のつくり |
前期期末 | 光・音・力 | |
後期中間 | 気体・状態変化・溶解度 | |
後期期末 | 【今回】大地の変化(火山・地層・地震) | |
中2理科 | 前期中間 | 人の体のつくり・はたらき |
前期期末 | 化合・燃焼・分解・還元 | |
後期中間 | 電流・電圧・抵抗・電力・発熱量・磁界・誘導電流 | |
後期期末 | 気象・湿度・日本の天気 | |
中3理科 | 前期中間 | 力のつり合い・合成と分解・浮力 |
前期期末 | 細胞分裂・遺伝・生殖 | |
後期中間 | イオン・中和・塩 | |
後期期末 | 天体(太陽・月・金星・地球) | |
※テスト範囲が違うときは、該当範囲のテストのリンクへ |
【問題】中1理科「後期期末テスト予想問題」
【問1】火山に関する問題
下の文章は、明さんが、親せきの家に行ったときに見た雲仙普賢岳について調べたことや、その近くで採取した火山灰と家の庭にあった岩石について観察したことを発表した内容の一部である。また、図1は雲仙普賢岳を、図2は家の庭にあった岩石をスケッチしたものである。次の各問いに答えよ。
雲仙普賢岳は、山頂部がおわんをふせたような形をしています。この形から、雲仙普賢岳はマグマのねばりけが①(ア 強く イ 弱く)、②(ウ はげしい エ おだやかな)噴火をすると考えられます。また、雲仙普賢岳から噴出された火山灰は、遠くまで降り積もっており、全体的に白っぽい色をしていました。次に、家の庭にあった岩石を観察すると、肉眼で見えるくらいの③大きな鉱物がすきまなく組み合わさっているつくりをしており、④ハンマーで軽くたたくとばらばらにくだけました。
(1)文中の①、②の( )内の語句から、それぞれ適切なものを 1 つずつ選び、記号で答えよ。
(2)下線部③のような火成岩のつくりを何組織というか。
(3)下線部④から、岩石が、気温の変化や水のはたらきなどによって、表面からぼろぼろになってくずれ、土や砂になっていく現象を何というか。
(4)図2のスケッチから、この岩石は何だと考えられるか。次の1~4から 1 つ選び、番号で答えよ。
1:ハンレイ岩 2:カコウ岩 3:リュウモン岩 4:アンザン岩
【問2】地層に関する問題
下の図は、ある地域の地下の地層のようすを表したものである。これについて、次の各問いに答えよ。
(1)図のAの地層で、れき岩、砂岩、泥岩の地層が堆積しているが、このAの地層が堆積した当時、この場所はしだいに河口からどうなっていったと推測されるか。次のア~エの中から一つ選び、記号で答えよ。
ア 近くなった。 イ 遠くなった。
ウ 変化しなかった。 エ 遠くなった後、近くなった。
(2)右図のAの地層は、波打つように曲がっている。これを何というか。
(3)右図のf-f’では、地層にずれが見られる。このずれを何というか。また、このずれが生じたときに何が発生するか。
(4)右図の地層は、どのような順番で堆積してできたか。A、B、C、f-f’を正しい順番に並び替えよ。
【問3】地震の模式図の問題
下の図は、地震に関係するものである。図1は、地震が起こる場所について模式的に表したもので、図2は、地震のゆれに関しての記録を表したものである。これについて、次の各問いに答えよ。
(1)図1は地震が起こった場所の地下のようすを表した模式図である。地下の地震が起こった場所Bと、その真上の地表面Aをそれぞれ何というか。名称を答えなさい。
(2)地震が発生した場合、臨海部や埋めて地で、地下から水が噴き出してくる現象が起こることがある。この現象を何というか。
(3)図2は、地震が発生したときのゆれのようすを地震計で記録したものである。図2中の地震のゆれXとYをそれぞれ何というか。ゆれの名称を答えよ。
(4)観測地点でゆれXとYが発生するのは、地震が起こったときに、震源から同時に 2 つの波が発生するからである。ゆれXとYを起こす波をそれぞれ答えよ。
(5)観測地点でのゆれYの大きさを震度というが、震度は日本では何段階に分けられているか。また、震度で一番大きな震度は何か。数字で答えよ。
(6)地震の規模を表す尺度としてマグニチュードがあるが、マグニチュードが1大きくなると、地震のエネルギーは約32倍となる。マグニチュードが2大きくなれば、地震のエネルギーは約何倍になるか。次の中から適当なものを 1 つ選び、記号で答えよ。
ア 約 64 倍 イ 約 320 倍 ウ 約 1000 倍 エ 約 32000 倍
【問4】地震のグラフの問題
次のグラフは、ある地震の2つの波が伝わる速さを記録したものである。これについて、次の各問いに答えなさい。
(1)この地震のP波とS波の伝わる速さをそれぞれ求めよ。
(2)P波が到着してからS波が到着するまでの時間を何というか。
(3)(2)の時間が 25 秒になるのは、震源からの距離が何kmの地点か。
(4)震源からの距離が320km地点での(2)の時間は何秒になるか。
(5)震源から100km 離れた地点にS波が到着した時刻は16時15分40秒であった。この地震の発生時刻は何時何分何秒か。
(6)この地震とは別の地震が発生した。初期微動が続く時間が前回の地震よりも短くなったが、震度は前の地震と同じであった。今回発生した地震の震源からの距離とマグニチュードについてわかることを簡潔に答えよ。
【解答】中1理科「後期期末テスト予想問題」
問1【火山に関する解答】
(1)①:ア ②:ウ
(2)等粒状組織
(3)風化
(4)2
問2【地層に関する解答】
(1)イ
(2)しゅう曲
(3)ずれ:断層 発生するもの:地震
(4)A→B→f-f’→C
問3【地震の模式図の解答】
(1)B:震源 A:震央
(2)液状化
(3)X:初期微動 Y:主要動
(4)X:P波 Y:S波
(5)段階:10段階 最大震度:7
(6)ウ
問4【地震のグラフの解答】
(1)P波:8km/s S波:4km/s
(2)初期微動継続時間
(3)200km
(4)40秒
(5)16時15分15秒
(6)震源からの距離は近くなり、マグニチュードは小さくなった。
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