中学英語でbe動詞の次に学習する「一般動詞」。今日はその超基本を確認します。
一般動詞とは
be動詞「am、is、are」以外の動詞を一般動詞といいます。be動詞は、「~です。」「~ある(いる)。」で、存在や状態を表していましたが、一般動詞は主語の「動作」や「状態」を表します。動作や状態を表す言葉は無数に存在するので、教科書で登場するたびに、一つ一つコツコツと覚えていくことが重要です。
中学英語でよく登場する「動作」を表す一般動詞
非常に多くの動詞がありますが、その中でも頻出の「動作」を表わす動詞たちです。
- go(行く)
- do(する)
- come(来る)
- have(食べる)
- play(遊ぶ)
- read(読む)
- write(書く)
- watch(見る)
- look(見る)
- study(勉強する)
- use(使う)
- speak(話す)
- walk(歩く)
- run(走る)
- swim(泳ぐ)
- eat(食べる)
- drink(飲む)
- get(得る・到着する)
- give(与える)
- help(助ける)
- make(作る)
- cook(料理する)
- meet(会う)
- move(動く)
- open(開ける)
- close(閉める)
- sing(歌う)
- think(考える)
- stop(止まる)
- send(送る)
- stand(立つ)
- wait(待つ)
- wash(洗う)
- work(働く) などなど
中学英語でよく登場する「状態」を表す一般動詞
- have(持っている)
- know(知っている)
- like(好きである)
- love(大好きである)
- live(住んでいる・生きている)
- want(欲しい)
- belong(所属している)
- need(必要としている)
- hope(願っている) などなど
一般動詞のポイント
超基本レベルのポイントをまとめています。学習を進めるとまだまだマスターすべきことはたくさんありますが、まずはこのレベルから学習していきましょう。
❷疑問文にするときは、文頭にDoやDoesをつけ、動詞は原形にする。
❸否定文にするときは、動詞の前にdon’tやdoesn’tをつけ、動詞は原形にする。
❹主語がI、you、複数以外の場合は、動詞に三単現のSをつける。
❶be動詞と一般動詞を一緒に使わない
基本的に単純な文章中では、一文の中に動詞は1個しか使いません。なので、be動詞と一般動詞を一緒に使うことは基本的にありません。
- 〇 I play tennis. 「私はテニスをする。」
- × I am play tennis. 「私はテニスをするです。」
現在進行形「be動詞+一般動詞のing形」を、中学1年生で学習すると、このミスが見られるようになります。
❷一般動詞の疑問文
一般動詞を疑問文の形にするには、「Do」や「Does」を文頭に付けて、一般動詞は原形にし、文末に「?」を付けます。過去形の場合は「Did」を文頭に付けます。
主語が「I」や「you」や複数の場合
- 肯定文 You play tennis.
- 疑問文 Do you play tennis?ーYes, I do./No, I don’t.
主語が「I」や「you」や複数以外の場合
- 肯定文 He has many books.
- 疑問文 Does he have many books?ーYes, he does./No, he doesn’t.
過去形の場合
- 肯定文 Ken watched TV yesterday.
- 疑問文 Did Ken watch TV yesterday?ーYes, he did./No, he didn’t.
❸一般動詞の否定文
一般動詞を否定文「~しない」にするには、一般動詞の前に「don’t」や「doesn’t」を付け、一般動詞は原形にします。過去形の場合は「didn’t」を付けます。
主語が「I」や「you」や複数の場合
- 肯定文 I play tennis.
- 否定文 I don’t play tennis.
主語が「I」や「you」や複数以外の場合
- 肯定文 He has many books.
- 否定文 He doesn’t have many books.
過去形の場合
- 肯定文 Ken watched TV yesterday.
- 疑問文 Ken didn’t watch TV yesterday.
❹三単現のSの付け方
「I」を一人称、「you」を二人称といい、それ以外の「he」「she」「Mike」「Tom」などは三人称といいます。主語が「I」や「you」、複数以外の場合、一般動詞の語尾に三人称単数現在の「s」を付けます。略して「三単現のs」と呼ばれています。
「三単現のs」を付ける場合、単純に「s」を付ける場合と、「es」を付ける場合、「yをiに変えてes」を付ける場合があります。単純に「s」を付ける場合以外を説明します。
語尾に「es」を付ける場合
一般動詞の語尾が「~ss」「~x」「~sh」「~ch」「~o」などの場合は、「s」ではなく「es」を付けます。
- pass→passes
- mix→mixes
- wash→washes
- watch→watches
- go→goes
語尾の「y」を「i」に変えて「es」を付ける場合
一般動詞の語尾が「子音字+y」の場合は、「y」を「i」に変えて「es」をつけます。子音字とは「a、i、u、e、o」以外のアルファベットのことです。
- study→studies
- cry→cries
- try→tries
「play」などは、「y」の前が母音の「a」になっているので、「y」を「i」に変える必要はなく「plays」となります。
一般動詞の過去形のポイント
今回は一般動詞の過去形について学習します。ポイントは下記のとおりです。
❷不規則動詞の過去形は全部覚える!
❸一般動詞の過去形の否定文のつくり方
❹一般動詞の過去形の疑問文のつくり方
❺過去形の文でよく使われる単語に注意
❶規則動詞
一般動詞を過去形にする場合、規則動詞と不規則動詞があることに注意します。「d」や「ed」を付けるだけの規則的な変化をする規則動詞、不規則な変化をする不規則動詞があります。
- 基本は語尾に「ed」をつける
play → played
watch → watched - 語尾が「e」の場合「d」をつける
like → liked
live → lived - 語尾が「子音+y」の場合「yをiにかえてed」をつける
study → studied
try → tried - 語尾が「短母音+子音」の場合は「子音字を重ねてed」をつける
stop → stopped
plan → planned
❷不規則動詞
不規則動詞は変化に決まりが無いので、教科書で登場するたびに確実に覚えていくようにしましょう。
- bring → brought
- buy → bought
- come → came
- get → got
- go → went
- have → had
- make → made
- say → said
- teach → taught
- read → read
などなど、まだまだたくさんあります。
❸一般動詞の過去形の否定文
現在形の一般動詞を否定文にするには、動詞の前に「do not(don’t)」「does not(doesn’t)」をつけ、動詞は原形にしましたが、過去形の場合は、動詞の前に「did not(didn’t)」をつけ、動詞を原形にします。
- 現在形:Ken doesn’t play tennis. 「ケンはテニスをしません。」
- 過去形:Ken didn’t play tennis. 「ケンはテニスをしませんでした。」
❹一般動詞の過去形の疑問文
現在形の一般動詞を疑問文にする場合は、文頭に「Do、Does」をつけ、動詞は原形にしました。過去形の場合は、文頭に「Did」をつけ、動詞を原形にします。
- 現在形:Does Ken play tennis? -Yes, he does./No, he doesn’t.
- 過去形:Did Ken play tennis? -Yes, he did./No, he didn’t.
疑問文への答え方は、その主語とdidを使って答えます。
❺過去形の文でよく使われる単語
次の表現が来たら、過去の文章であることを意味しています。動詞を過去形にしてください。
- 昨日:yesterday
- 2日前:two days ago
- 先週:last week
- 去年:last year
- 2年前:two years ago
- 昨夜:last night
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