理科の実験でよく使うガスバーナー。正しい使い方を理解していないと、火がつかないだけでなく、思わぬ事故につながることもあります。そのため、点火の手順や火力調整の方法、安全に使うための注意点をしっかり覚えておくことが大切です。
この記事では、ガスバーナーの使い方のテストによく出る確認問題も用意しました。実験前の予習やテスト対策に役立てて、安全に使いこなせるようになりましょう!
【問題】ガスバーナーの使い方の確認問題
【問】ガスバーナーの使い方について、次の各問いに答えよ。
(1)図のねじAとねじBの名称を、それぞれ答えよ。
(2)点火するとき、最初に開くねじはA、Bのどちらか。また、XとYのどちらに回すか。
(3)次の文は、ガスバーナーの操作手順を示したものである。ガスバーナーに火をつける手順として正しくなるように、ア~オを並び替えなさい。
ア ねじBを開きガスに火をつける。
イ 元栓とコックを開く。
ウ ねじBを押さえ、ねじAを回して炎を青色に調節する。
エ ねじAとねじBが閉まっているか確認する。
オ マッチに火をつけガスバーナーの口付近に近づける。
(4)ガスバーナーの炎の色が透明で、ゴーッと音がしていた。適正な炎にするためにはどのねじをどのように操作すればよいか。
(5)次の文は、ガスバーナーの火を消すときの手順についてまとめたものである。文中の( )から、正しいものを選び、記号で答えよ。
【解答・解説】ガスバーナーの使い方の確認問題
(1)ねじA:空気調節ねじ ねじB:ガス調節ねじ
ガスバーナーの上の方についてねじが空気調節ねじ、下の方についているねじがガス調節ねじになります。
(2)最初に開くねじ:ねじB 回す向き:X
ガスバーナーに点火する場合は、まずはガス調節ねじを開きガスに点火します。その後に空気を送るために空気調節ねじを開きます。両ねじとも水道の蛇口を開く向きと同じ向きに回すと開きます。
(3)エ→イ→オ→ア→ウ
ガスバーナーの点かの仕方は、①ガス調節ねじ、空気調節ねじが閉まっていることを確かめる。②元栓とコックを開く。③マッチに火をつけガスバーナーの口付近に近づける。④ガス調節ねじを開きガスに点火する。⑤ガス調節ねじを押さえたまま空気調節ねじを開き、炎を青色に調節する。手順を間違るとケガややけどを負ってしまう可能性があるので、実験の注意事項として頻繁に出題されます。
(4)空気調節ねじを少し閉め、空気の量を減らす。
炎の色が透明に近く、ゴーッと音がしている場合は、空気の量が多すぎます。空気調節ねじを閉めて空気の量を減らします。
(5)①ア ②イ ③イ ④イ
ガスバーナーの火を消すときは上から順番に閉めていきます。閉める向きは水道の蛇口を閉める向きと同じ向きになります。
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