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中学理科演習問題「顕微鏡の使い方」

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中学理科演習問題「顕微鏡の使い方」です。

ポイント 中1理科「顕微鏡・双眼実体顕微鏡」操作手順と見え方の問題

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【演習問題】顕微鏡の使い方

池の中の水にどんな生物が生息しているか調べるために、下図のような顕微鏡を使って観察を行った。これについて、次の各問いに答えよ。
顕微鏡問題図

(1)図の顕微鏡のA~Fの部分の名称を答えよ。

(2)次のア~オは、顕微鏡の使い方を説明したものである。顕微鏡の正しい操作の順番になるように並び替え、記号で答えなさい。
ア 横から見ながらEを回し、プレパラートとCを近づける。
イ Fやしぼりを調節し視野が明るくなるように調節する。
ウ AのレンズCのレンズの順に顕微鏡にとりつける
エ AのレンズをのぞきながらEを回し、プレパラートとCを遠ざけながらピントを合わせる。
オ Dにプレパラートを置く。

(3)(2)のウで、レンズを顕微鏡にとりつけるとき、A→Cの順にレンズをとりつける理由を簡潔に答えよ。

(4)Aのレンズの倍率が10×、Cのレンズの倍率が40の場合、顕微鏡の倍率は何倍か。

(5)池の水を観察したとき、下図のように視野の左上に生物が見えた。この生物を視野の中央に移動させるには、プレパラートをア~エのどの向きに動かせばよいか。一つ選び記号で答えよ。
池の観察問題図

(6)(5)で見えた生物の名前を答えなさい。

(7)顕微鏡の倍率を低倍率から高倍率に変えたとき、見える視野の広さと明るさはそれぞれどうなるか。次のア~エから正しいものを一つ選び、記号で答えよ。

視野の広さ 視野の明るさ
広くなる 明るくなる
広くなる 暗くなる
せまくなる 明るくなる
せまくなる 暗くなる

【解答・解説】顕微鏡の使い方

(1)A:接眼レンズ B:レボルバー C:対物レンズ D:ステージ E:調節ねじ F:反射鏡

この他にも、ステージの下にある、光の量を調節する「しぼり」や、顕微鏡を持ち運ぶときに持つ「アーム」、接眼レンズがとりつけられる「鏡筒」なども覚えておきましょう。

(2)ウ→イ→オ→ア→エ

顕微鏡の使い方で間違えが多いのが操作手順です。もう一度まとめておきます。
1.直射日光の当たらない明るい場所で使用する。
2.接眼レンズ、対物レンズの順にレンズを顕微鏡にとりつける。
3.反射鏡やしぼりを使って視野の明るさを調節する。
4.プレパラートをステージにのせる。
5.横から見ながら調節ねじを回し、プレパラートと対物レンズを近づける。
6.接眼レンズをのぞきながら調節ねじを回し、プレパラートと対物レンズを遠ざけながらピントを合わせる。
7.レボルバーを回し低倍率から高倍率に倍率を上げる。

(3)鏡筒内にほこりが入らないようにするため。

レンズを取り付けるとき、接眼レンズ→対物レンズの順にレンズをとりつけます。これは、鏡筒内にほこりが入るのを防ぐためです。ほこりが鏡筒内に入ると、視野の中にほこりがうつりこみ、観察しにくくなります。

(4)400倍

顕微鏡の倍率は、接眼レンズの倍率×対物レンズの倍率で求めることができます。
10×40=400倍になります。

(5)

顕微鏡は凸レンズを使って観察物を拡大して観察する器具なので、視野が上下左右逆になっています。問題の図の場合、観察物が視野の左上にあるので、視野の中央にもってくるには観察物を右下に移動させなくてはなりません。上下左右が逆に見えているので、右下に移動させるには、スライドガラスを左上に動かします。

(6)ゾウリムシ

表面に産毛のような繊毛が生えていて、からだのかたちがぞうりのような形をしていることから、「ゾウリムシ」だとわかります。ゾウリムシは動物のなかまです。この他にも、アメーバ、ミドリムシ、ミジンコなどが動物のなかまになります。

(7)

顕微鏡の倍率を、低倍率から高倍率に変えると、視野の範囲は狭くなり、明るさは暗くなります。また、対物レンズとプレパラートの距離は近くなります。

中1理科
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