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中学歴史「戦国・安土桃山時代の重要ポイント」

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安土桃山時代についてまとめています。戦国大名の登場により群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)の戦い続き、目まぐるしく状況は変わっていく中で、織田信長が登場します。その織田信長から豊臣秀吉までをまとめています。それでは、戦国・安土桃山時代です。

【戦国時代】ここで差がつく!
➊1543年に種子島において鉄砲が伝来。1549年にキリスト教が伝来します。種子島の位置においては、確認しておきましょう。
➋イエズス会の宣教師であるフランシスコ・ザビエルキリスト教布教のために来日した背景として、新航路開拓と、宗教改革に対抗するためにカトリックのイエズス会が海外布教を行ったことがあげられる。
➌南蛮貿易では、南蛮船は、長崎平戸などに来航しました。
【記述対策】鉄砲はしだいに国内で大量生産されるようになります。鉄砲が大量に求められるようになった理由を、当時の日本のようすにふれながら、簡潔に説明せよ。
➨戦国大名が戦いを有利にするために、新しい有力な武器として鉄砲を必要としたから。
【安土桃山時代】ここで差がつく!
織田信長は仏教勢力に対抗するために、キリスト教を保護豊臣秀吉は、のちに、長崎がイエズス会に寄進されていたことを知り、宣教師の国外追放を命じた。しかし、南蛮貿易は奨励していたので、禁教はそれほど徹底されていなかった。
➋商工業者の同業組合であるは、公家や寺社などに税を払って保護を受けることで、特権を独占していた。
➌織田信長は、その座の特権は、商工業のさまたげになっていたので、市場の税を免除(楽市)、座を廃止して(楽座)自由な営業を許可した。
【記述対策】豊臣秀吉は、全国統一を進める中で、農民が所持していた武器を取り上げる刀狩令を出しました。この刀狩令を出した目的を、簡潔に書け。
➨農民の一揆を防ぎ、耕作に専念させるため。
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戦国時代

戦国時代は、1467年におこった応仁の乱以後、約100年間続いた戦乱の時代です。それでは、戦国時代です。
地域的にひろいつながりをもつ土一揆という武力蜂起をおこすようになると、経済的にも地域 のつながりがふかまるなかで、守護大名と実力で対抗するまでに成長していった。応仁の後、下剋上の風潮は全国をおおい、諸国には実力によって領域を支配する大名がつぎつぎとうまれ、たがいに争いをつづけた。

  • 下剋上身分や地位が下の者が、実力で身分や地位が上の者をたおして、その地位をうばうことです。
  • 戦国大名…戦国時代に実力で領国を治めた大名。天下統一を目指して争い、農業や商工業の発展につとめました。
  • 分国法…戦国大名が領国を治めるためにつくった法律。家来や農民の守るべきことがらをきびしく定めました。
  • 城下町…大名の城を中心として発達した都市。家来や商工業者を住まわせました。

主な戦国大名

守護大名の地位をうばって実権をにぎった者、守護大名が成長した者が各地に登場。
戦国大名

甲州法度之次第(信玄家法)

戦国時代の分国法である信玄が制定した甲州法度之次第は、中立な裁きを重んじた非常によく出来た法令です。甲州法度之次第は全五七ヵ条、行政、租税、刑法、私法、訴訟といった内容で構成。最大の特徴は、甲州法度之次第を犯す者は例え自分(信玄)であっても、責任を負わなければいけない分国法でした。

ヨーロッパ人とのかかわり

8世紀の世界の勢力図
1517年、ルターは 九十五ヶ条の論題を発表、宗教改革をはじめた。これに対しカトリック教会も内部革新をし、17世紀の前半に、16世紀から続いていた経済成長がとまり、ヨーロッパは凶作、不況、人口などの停滞などの現象にみまわれた。

ヨーロッパの動き

  • ルネサンス…14世紀にヨーロッパでおこった、古代のギリシャやローマの文化を見直す動きです。人間と自然をありのままに見つめようとしました。
  • 宗教改革…16世紀におこった、キリスト教カトリック教会のあり方を批判した動き。ルターが始めます。カトリック教会側はイエズス会を設立。
  • 大航海時代…香辛料などのアジアの産物を手に入れるために、スペインやポルトガルが中心となって新航路の開拓が行われました。アメリカ大陸などに植民地を広げました。
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安土桃山時代

織田信長と豊臣秀吉(中学歴史)

  • 織田信長…尾張(愛知県)の戦国大名。周辺の大名を破り、室町幕府をほろぼして全国統一を進めましたが、本能寺の変で家来の明智光秀(あけちみつひで)に攻められて、自害(じがい)します。自害とは、自ら命を断つことです。
  • 長篠の戦…鉄砲を有効に使った新しい戦法で、武田軍を破りました。
  • 安土城…全国統一の拠点として、琵琶湖のほとりにきずいた城。
  • 商工業の政策…城下で楽市・楽座(らくいちらくざ…だれでも自由に商売をしてよい)を展開。関所(せきしょ)を廃止。貿易や鉄砲生産の中心地である堺を支配しました。
  • キリスト教の保護…仏教勢力に対抗するため。南蛮貿易による利益のため。

織田信長

はげしい戦国争乱のなかで、室町幕府の支配力はまったく失われ、戦国大名のなかには、京都にのぼって朝廷や幕府の権威をかりて全国に号令しようとするものが多くあらわれた。そのなかで、全国統一のさきがけとなったのは尾張の織田信長である。

豊臣秀吉

豊臣秀吉は、尾張の出身で、織田信長に仕えた武将。信長の死後、明智光秀を破り、大阪城を拠点として天下統一の事業を進めました。朝廷から関白に任命され、1590年に全国統一を果たしました。

<政策>

  • 太閤検地…全国の田畑の面積や収穫高などを調べ、それをもとに年貢を納めさせた政策。武士と農民の身分の差をはっきりさせる兵農分離へのつながっていきます。
  • 刀狩り…百姓(農民)や寺から武器を取り上げた政策。
  • 朝鮮侵略…中国(明)を従えようとして二度にわたり朝鮮に大軍を派遣。朝鮮の人々や中国軍のはげしい抵抗にあい、秀吉の死後、日本軍は引き上げます。

このころの織田信長と豊臣秀吉が天下統一を進めた時代を安土桃山時代といいます。

桃山文化

桃山文化は、全国統一が進んだ時代にさかえた、豪華で壮大な文化。大名や大聖人が中心です。

  • 建築と絵画…姫路城など、天守をもつ壮大な城がつくられます。城のふすまや屏風には、狩野永徳ら(かのうえいとく)がはなやかな障壁画(しょうへきが)をえがきました。障壁画は、ふすまや壁、屏風、障子にかかれた絵。
  • 茶道…堺の商人千利休が質素なわび茶の作法を大成。
  • 芸能…出雲の阿国がかぶき踊りを始めます。
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南蛮貿易

平戸や長崎などで行われた。ポルトガルやスペインの船からは、おもに中国産の生糸や絹織物を輸入し、日本からは、おもに銀を輸出。

  • 南蛮人…16世紀の中ごろから九州の各地を訪れたポルトガル人やスペイン人のことです。
  • 南蛮文化…ヨーロッパの文化アにえいきょうを受けた文化。ヨーロッパの医学・天文学・印刷技術なども伝わりました。

鉄砲とキリスト教の伝来

  • 鉄砲…1543年、種子島に流れ着いたポルトガル人が伝えました。戦国大名を必要としたため、すぐに国内でもつくられるようになりました。その後、戦いも一対一の戦法から、鉄砲をつかった集団戦法に変わっていきました。また、城のつくりが熱い壁をめぐらせるつくりになりました。織田信長の鉄砲の使用で、勝敗が早く決まり、全国統一が進みました。
  • キリスト教…1549年に来日したイエズス会の宣教師であるフランシスコ・ザビエルが伝えます。戦国大名の中には、貿易の利益などが目的で、キリスト教の信者になる者もいました。

戦国・安土桃山時代の出来事

  • 1467年 応仁の乱がおこる
  • 1517年 宗教改革がはじまる
  • 1522年 マゼラン船隊が世界一周を達成。
  • 1543年 鉄砲が伝わる
  • 1549年 キリスト教が伝わる
  • 1573年 織田信長が室町幕府をほろぼす。
  • 1575年 長篠の戦いがおこる。
  • 1582年 本能寺の変がおこる。
  • 1582年 豊臣秀吉が検地をはじめる。
  • 1588年 豊臣秀吉が刀狩令を出す。
  • 1590年 豊臣秀吉が全国統一をする。
  • 1600年 関ヶ原の戦いがおこる。
  • 1603年 徳川家康が江戸幕府を開く。
中学歴史
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