中学1年理科。大地の変化で登場するプレートについて学習します。
- 重要度★★☆☆
- レベル★★☆☆
- ポイント:プレートの動く向きと震源の深さ
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授業用まとめプリント「プレート」
プレート
地球の表面は厚さ約100kmほどの硬い岩盤であるプレートでおおわれています。プレートは数十枚に分かれており、それぞれ1年間に数mmから数cm動いています。
このプレート動きが、大地の変化に大きな影響を与えています。プレートどうしが動くことによって、大きな山脈や深い溝、地震や津波などを引き起こします。このプレートが動き、大地に様々な変化をもたらす現象をプレートテクトニクスといいます。
海溝と海嶺
日本の付近のプレートのようすを見ていきましょう。下の図は、日本の横断面図です。日本は大陸プレートに乗っかっていることがわかります。日本の太平洋側には海洋プレートがあり、日本の近くでぶつかっています。それぞれのプレートが動く向きをしっかりと確認してください。
●海溝
海溝とは、大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込んでいる場所になります。深い溝になっており、深いところでは水深1万メートルになります。
海溝では、プレートどうしがぶつかり合い、大陸プレートが海洋プレートによって引きずり込まれひずみが生じています。このひずみに耐え切れなくなって、大陸プレートが反発することで大きな地震が発生します。
上の図で×印が震源になります。ちょうどプレートの境界付近に集中していることがわかります。プレートの境界面に沿って、太平洋側では浅く、日本海側に向かって深くなっていることがわかりますね。
●海嶺
海嶺とは、海洋プレートが造られる海底の大山脈です。地下から高温のマグマがわき上がってきており、これが冷やされて両側に広がっていきます。これが海洋プレートになります。
つまり、海嶺は海洋プレートが生まれる場所であり、海溝は海洋プレートの墓場となるのです。
(1)地球の表面をおおう硬い岩盤を何というか。
(2)(1)がぶつかり合い、深い溝になっている部分を何というか。
(3)日本付近の(2)で地震が多いのは、太平洋側か日本海側か。
(4)日本付近の(2)で、震源の深さは日本海側に行くにつれてどうなるか。
(5)(1)ができる、海底の大山脈を何というか。
(6)(5)では、海底から何がわき上がってきているか。
解答(1)プレート (2)海溝 (3)太平洋側
(4)深くなっていく (5)海嶺 (6)マグマ
日本付近の4つのプレート
日本付近には4つのプレートがあり、それぞれ大地の変化に大きな影響を与えます。下の図のように、2つの大陸プレートと2つの海洋プレートがぶつかり合っています。
- 大陸プレート…ユーラシアプレート、北アメリカプレート
- 海洋プレート…太平洋プレート、フィリピン海プレート
(1)次の中から大陸プレートをすべて選べ。
ア 北アメリカプレート イ フィリピン海プレート ウ 太平洋プレート エ ユーラシアプレート
(2)次の中から海洋プレートをすべて選べ。
ア 北アメリカプレート イ フィリピン海プレート ウ 太平洋プレート エ ユーラシアプレート
解答(1)ア、エ (2)イ、ウ
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