中1理科「前期中間テスト対策問題」1学期中間テスト対応です。中学1年生の前期中間テストは、理科の基礎を固める大切な試験です。主に「植物のつくり」などが出題され、これらの基本概念をしっかり理解しておくことが得点アップのポイントになります。
この記事では、前期中間テストでよく出る問題を厳選し、予想問題としてまとめました。解答・解説もついているので、しっかり復習し、自信をもってテストに臨みましょう!
学年 | テスト | 範囲 |
---|---|---|
中1理科 | 前期中間 | 【今回】植物のつくり |
前期期末 | 光・音・力 | |
後期中間 | 気体・状態変化・溶解度 | |
後期期末 | 大地の変化(火山・地層・地震) | |
中2理科 | 前期中間 | 人の体のつくり・はたらき |
前期期末 | 化合・燃焼・分解・還元 | |
後期中間 | 電流・電圧・抵抗・電力・発熱量・磁界・誘導電流 | |
後期期末 | 気象・湿度・日本の天気 | |
中3理科 | 前期中間 | 力のつり合い・合成と分解・浮力 |
前期期末 | 細胞分裂・遺伝・生殖 | |
後期中間 | イオン・中和・塩 | |
後期期末 | 天体(太陽・月・金星・地球) | |
※テスト範囲が違うときは、該当範囲のテストのリンクへ |
【問題】中1理科「前期中間テスト予想問題」
【問1】植物に関する問題
図は、植物の葉の断面図を表したものである。これについて、次の各問いに答えよ。
(1)植物の葉の断面図で、葉の細胞の中に見られる緑色の粒Aを何というか。
(2)右図のBは葉の裏側に多くある穴である。この穴の名称を答えよ。
(3)右図のBでは、蒸散というはたらきが行われている。蒸散とはどのようなはたらきか。簡潔に説明せよ。
(4)右図のCは、根で吸収した水や水に溶けや養分が通る道管と、葉でできた水に溶けた養分が通る師管が集まったものである。この部分の名称を答えよ。
(5)右図のCで、道管は葉の表側と裏側のどちら側に位置しているか。
【問2】根や茎のつくり
次の問いに答えなさい。
(植物の根のようす)
次の①~④植物の根のつくりをそれぞれ何というか。
①エンドウ
②アブラナ
③ツユクサ
④トウモロコシ
(根毛)
根の先端付近にある根毛の利点を2つ述べよ。
(道管と師管)
茎の維管束の内側にあるのは道管か師管か。また、その管が通す物質を簡潔に答えよ。
(維管束のようす)
植物の茎で、物質の通路を維管束という。次の植物の内、維管束が輪のように並んでいる植物をすべて選び、記号で答えよ。
ア エンドウ イ ユリ ウ ホウセンカ エ イヌワラビ オ アヤメ
【解答・解説】中1理科「前期中間テスト予想問題」
問1【植物に関する問題の解答・解説】
(1)葉緑体
植物の葉のつくりの中に見られる箱のようなものを細胞といいます。細胞の中には、光合成を行う葉緑体という粒があります。
(2)気孔
植物の葉や茎には、気体の通り穴である気孔があります。とくに葉の裏側に多くの気孔があります。
(3)植物内の水を水蒸気として気孔から空気中に放出するはたらき。
蒸散とは、植物が水を水蒸気として気孔から空気中に放出するはたらきです。植物は蒸散することで、根からの水の吸収を盛んにしたり、植物の体温を調節したりしています。
(4)葉脈
根で吸収した水や水に溶けた無機養分が通る管を道管、葉でできた養分が通る管が師管といいます。それらの管が集まった部分を維管束といいますが、葉の場合、葉の模様にみえます。なので、葉の維管束を葉脈といいます。
(5)表側
葉脈の中で葉の表側にあるのが道管、裏側にあるのが師管です。
【問2】根や茎のつくり
(植物の根のようす)
①主根と側根 ②主根と側根 ③ひげ根 ④ひげ根
単子葉類がひげ根で、次の植物が単子葉類であると覚えておけば解ける問題でした。
単子葉類→ツユクサ、ユリ、アヤメ、ススキ、イネ、トウモロコシ
(根毛)
①表面積を大きくし、効率よく水分を吸収できる。
②土から植物を抜けにくくする。
(道管と師管)
道管、根や根で吸収した無機養分を通す。
(維管束のようす)
解答ア、ウ
双子葉類以外を省けば答えが出てきます。イのユリとオのアヤメは単子葉類、エのイヌワラビはシダ植物なのでそれ以外のアとウが答えになります。
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