中学理科「アンモニアの性質の定期テスト予想問題」です。
アンモニアの性質の定期テスト予想問題
アンモニアの入った丸底フラスコを、図のようにビーカーにつなぎ、丸底フラスコ内にスポイトで水を少量入れると、ビーカーの水が吸い上げられ、フラスコ内に噴水が発生した。これについて、次の各問いに答えよ。
(1)アンモニアを試験管で発生させるとき、次のア~ウをどの順番で加えるか。加える順に並べ替え、記号で答えよ。
ア 水 イ 塩化アンモニウム ウ 水酸化ナトリウム
(2)丸底フラスコ内に少量の水を入れた後、噴水が発生した理由を簡潔に答えよ。ただし、下の語群を用語を必ず使うこと。
語群:アンモニア、圧力
(3)この実験で、フェノールフタレイン液を加えた水は、噴水によって何色から何色に変化するか。
(4)この実験からわかる、アンモニアの性質を簡潔に答えよ。
アンモニアの性質の定期テスト予想問題の解答・解説
(1)イ→ウ→ア
塩化アンモニウムを最初に入れ、次に水酸化ナトリウムを入れ、最後に水を入れます。順番を間違えると、アンモニアが急に大量に発生してしまいます。
(2)アンモニアが水に溶け、フラスコ内の圧力が小さくなったため。
アンモニアは、水に非常に溶けやすい気体です。スポイトで入れた少量の水にアンモニアが溶け、フラスコ内の気体の体積が減少した結果、フラスコ内の圧力が大気圧よりも小さくなるために、フラスコ内に水が押し出されるのです。
(3)無色透明から赤色
フェノールフタレイン液は、アルカリ性の水溶液と反応し、無色透明から赤色に変化します。アンモニアが水に溶けるとアルカリ性を示すので、噴水の色は無色透明から赤色に変化します。
(4)水に非常に溶けやすく、水に溶けるとアルカリ性を示す。
噴水が発生したことから、アンモニアは水に非常に溶けやすいことがわかります。フェノールフタレイン液の色が赤色に変わったことから、アンモニアが水に溶けるとアルカリ性を示すことがわかります。
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