中学理科演習問題「硫酸銅が水に溶けたときのようす」です。
【対策問題】硫酸銅が水に溶けたときのようす
少量の硫酸銅を水に入れて数日間放置しておくと、完全に溶けた。これについて、次の各問いに答えよ。
(1)水に物質が溶けた液体を何というか。
(2)硫酸銅が水に溶けたとき、液体の色は何色になるか。
(3)(2)硫酸銅が水に溶けたとき、液体は透明か、それとも不透明か。
(4)硫酸銅が水に溶けたとき、濃さはどのようになっているか。簡潔に答えよ。
(5)硫酸銅を完全に水に溶かした後、1か月間放置しておいた。このとき、液体の上の方と下の方では濃さに違いが出てくるか。
(6)下の図ア~エは、硫酸銅が水に溶けたときのようすを表している。数日後の硫酸銅が完全に溶けたときのようすを表しているものとして正しいものを、一つ選び、記号で答えよ。
【解答・解説】硫酸銅が水に溶けたときのようす
(1)水溶液
水に物質が解けたものを水溶液といいます。食塩が水に溶けると食塩水、砂糖が水に溶けると砂糖水、塩化水素が水に溶けると塩酸になり、これらはすべて水溶液です。
(2)青色
硫酸が水に溶けると青色の水溶液になります。これは硫酸銅が水に溶けたときに生じる銅イオンの色で、詳しくは中学3年生で学習します。
(3)透明
水溶液といえるためには、色がついていてもいいですが透明になって向こうが透けて見える状態になっていなければなりません。硫酸銅水溶液は青色の水溶液ですが、透明ですので水溶液です。牛乳などは透明ではないので水溶液とはいえません。
(4)均一になっている。
硫酸銅を水に溶かすと、最初は下の方にたまっていますが、十分な時間が経過すると濃さは均一になります。
(5)濃さに変化はない。
水溶液は、温度が変化しない場合、放置しておいても沈殿しません。以上、水溶液の性質をまとめると、①色がついていても透明。②濃さは均一。③放置しても沈殿しない。となります。
(6)イ
水溶液は溶けている粒子が全体に均一に散らばっている状態です。
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