中学3年理科。天体の地球の公転と年周運動について学習します。
- 重要度★★★★
- レベル★★★☆
- ポイント:1か月で30°東から西に年周運動
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授業用まとめプリント「地球の公転」
地球の公転
地球は、太陽のまわりを1年かけて360°回っています。この地球の運動を公転といいます。地球は北極と南極を結ぶ地軸を回転軸として、その場でコマのように自転しながら、1年かけて太陽のまわりを公転しているのです。
地球の公転で、絶対に覚えないといけないのが、回転の方向と、回転の角度です。
- 回転の方向…北極側から見て反時計回り
- 回転の角度…1年で360°なので1か月で30°
下の公転している地球の図が頭に浮かぶようにしておきましょう。
年周運動
地球が公転することで、見かけの運動が起こります。動いていない星や星座が動いていくように見えるのです。この地球の公転によって起こる見かけの運動を年周運動といいます。同じ時刻に見える星座が移り変わるのはこのためです。
年周運動では、星が動く向きと角度、原因となる地球の運動をおさえることが重要です。
- 方角…東から西(北の空では反時計回り)
- 角度…1年で360°なので1か月で30°
- 原因…地球の公転
動画で、年周運動を詳しく説明しています。是非参考にしてください。
季節の星座
地球の公転によって、星は見かけの運動である年周運動をすることを学習しました。星や星座が年周運動するので、同じ時刻に見える星座の位置が1か月で30°ずつずれていきます。その結果、季節ごとに見える星座が変わってきます。
ここで、季節の星座をある程度覚えてしましましょう。季節の星座を知っているだけで、地球の季節が判断できるようになります。春・夏・秋・冬それぞれ2つづつ覚えましょう。
- 春…しし座、おとめ座
- 夏…さそり座、いて座
- 秋…ペガスス座、みずがめ座
- 冬…オリオン座、おうし座
覚え方は次の通りです。
「しし(しし座)の誘い(さそり座)にペガスス(ペガスス座)降りる(オリオン座)」
「おとめ(おとめ座)がいて(いて座)水が(みずがめ座)おいしい(おうし座)」
この他にも、星座が見える時間帯や方角、角度の問題など、動画で紹介しています。
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