中学2年理科。電流の利用で登場する静電気について学習します。
- レベル★☆☆☆
- 重要度★★★☆
- ポイント:電子の移動により+と-のどちらになるか!
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授業用まとめプリント「静電気」
静電気
電流が流れにくい物質である絶縁体(不導体)どうしを摩擦すると、静電気が発生します。摩擦したものどうしには引き合う力がはたらき、くっつこうとします。下敷きで髪の毛をこすると、髪の毛が下敷きにくっつくのはこのためです。では、静電気はどのようにして発生するのでしょうか。
電子の移動
静電気が起こるのは、摩擦した物質間で、マイナスの電気を帯びた粒子である電子が、一方の物質から他方の物質に移動するためです。物質の中には、+の電気を帯びた粒子である陽子と、-の電気を帯びた粒子である電子が存在し、始めは+の電気を帯びた粒子も-の電気を帯びた粒子も同数存在しています。
摩擦をすると、-の電気を帯びた粒子である電子が、一方の物質から他方の物質に移動します。そうすると、電子が出ていった方の物質は、電子が少ない状態になり、全体的に+の電気を帯びます。電子を受けとった方の物質は、全体的に電子が多い状態になり、全体的に-の電気を帯びます。これが静電気です。
電気の種類とはたらく力
静電気によって電気を帯びると、電気の種類によって、引き合う力や、しりぞけ合う力がはたらきます。
異なる種類(+と-)の電気を帯びた場合、その物体間には引き合う力がはたらきます。摩擦したものどうしは、異なる種類(+と-)の電気を帯びるので、引き合う力がはたらくのです。
同じ種類(+と+、-とー)の電気を帯びた場合、その物体間にはしりぞけ合う力がはたらきます。
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