中学英語で学習する助動詞「may」について学習します。助動詞「may」は、英語の中でも非常に便利な言葉です。許可を求めるときや、可能性を表現するときなど、日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われています。しかし、この助動詞の使い方にはいくつかのポイントがあり、正しく使いこなすには理解が必要です。今回は、助動詞「may」の使い方をわかりやすく解説し、その基本的な使い方から、少し踏み込んだニュアンスまでを詳しく見ていきましょう。
助動詞「may」
助動詞「may」には、「~してもよい」という許可の用法と、「~かもしれない」という推量の用法があります。他の助動詞「can」や「must」などと同じように、後ろに動詞の原形をもってきます。
主語+may+動詞の原形 ~
- You may eat this cake. 「このケーキを食べてもいいですよ。」
- It may rain tomorrow. 「明日は雨かもしれない。」
mayの否定文と疑問文
助動詞「may」を使った文章を否定文にするには、「may」の後ろに「not」をもってきます。また、疑問文にするには、「may」を文頭に出し、文末に「?」をつけます。
- 否定文:She may not come here. 「彼女はここには来ないかもしれない。」
- 疑問文:May I open the window? 「窓を開けてもいいですか。」
「may not」の短縮形は「mayn’t」になります。
助動詞「may」のポイント
助動詞「may」のポイントは次の通りです。
❶May I ~ ?「~してもよいですか?」
❷「may not」で「must not」より弱い禁止
❸「may」と過去形の「might」の使い方
❶May I ~?「~してもよいですか?」
助動詞「may」の疑問文は「~してもよいですか」という意味になります。よく使う表現なので絶対に覚えてください。
May+I +動詞の原形 ~ ?
- May I open the window? 「窓を開けてもいいですか。」
Sure. Of course. 「いいですよ。」
I’m sorry you can’t. 「いけません。」
これと同じ表現として「Can I ~?」という表現がありますが、こちらの場合は、「May I ~?」よりも砕けた表現になりますので、友人などによく使います。
❷「may not」で弱い禁止
「may」の「~してもよい」という許可の用法で、これを否定文にすると「~してはいけない」という意味になります。以前に学習した「must not」と同じ意味になりますが、「must not」の方が禁止の意味が強くなります。
- You must not go there. 「あそこに行ってはならない。(強い禁止)」
- You may not go there. 「あそこに行ってはならない。(弱い禁止)」
❸「may」と「might」
助動詞「may」の過去形が「might」になりますが、実際には「may」と同じように使われることがほとんどです。時制を一致させるときや、より丁寧な言い方をする場合に使われます。
- May I open the window? 「窓を開けてもいいですか。(丁寧)」
- Might I open the window? 「窓を開けてもいいですか。(より丁寧)」
「May I ~?」自体が丁寧な言い方ですので、「Might I ~?」は更に丁寧な言い方になります。日常生活ではあまり使わないようです。
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