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中2理科「高気圧と低気圧」空気の流れを覚える!

高気圧と低気圧 中2理科
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中学2年理科。天気で登場する高気圧と低気圧について学習します。

  • 重要度★★★★
  • レベル★☆☆☆
  • ポイント:高気圧は下降気流!低気圧は上昇気流!

授業用まとめプリントは下記リンクからダウンロード!
授業用まとめプリント「高気圧と低気圧」

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高気圧と低気圧とは

天気分野を学習していると、高気圧や低気圧といった用語がたびたび登場します。天気予報でも頻繁に目にする用語です。まずは、高気圧と低気圧とは何かについて学習しましょう。

  • 高気圧まわりよりも気圧が高い場所。
  • 低気圧まわりよりも気圧が低い場所。

ここで注意したいのが、高気圧と低気圧は、「まわりとくらべて気圧が高い、低い」ということを表していることです。海面上での気圧を1気圧とし、その圧力は1013hPaでしたが、これよりも気圧が高いとか低いといったことを表しているのではないことに注意しましょう。

次は、高気圧と低気圧のそれぞれについて、もっと詳しく学習していきましょう。

高気圧

高気圧

まわりよりも気圧が高い場所を高気圧といいますが、なぜ気圧が高くなるのでしょうか。それは、高気圧の中心付近では下降気流が生じているからです。下降気流が生じると、空気の密度が大きくなり空気が重くなります。そのため、空気の重さによって生じる大気圧が大きくなるのです。

また、高気圧では、下降気流によって降りてきた空気が、地表付近で時計回り噴き出していることも重要です。定期テストや入試ではこの空気の流れが出題されます。

高気圧では下降気流が生じているので、雲ができにくく晴れになることが多いことも覚えておきましょう。

低気圧

低気圧

まわりよりも気圧が低い場所を低気圧といいます。なぜ気圧が低くなるのかというと、低気圧の中心付近では上昇気流が生じているからです。上昇気流が生じると、空気の密度が小さくなり空気が軽くなります。そのため、空気の重さによって生じる大気圧が小さくなるのです。

また、低気圧では、地表付近で反時計回り吹き込んできた空気が、上昇気流によって上空に持ち上げられます。上昇気流が生じているので、上空に行った空気の気圧が下がり、空気が膨張し気温が下がり、露点に達して水蒸気が水滴に変わり雲が生じます。つまり、低気圧の周辺では雨や曇りになることが多いのです。

高気圧と低気圧のまとめ

高気圧と低気圧のポイントまとめると次のようになります。

  • 高気圧…まわりよりも気圧が高い場所。
    下降気流が生じている。
    地表付近で時計回りに風が吹き出している。
    雲が生じにくく、晴れになることが多い。
  • 低気圧…まわりよりも気圧が低い場所。
    上昇気流が生じている。
    地表付近で反時計回りに風が吹き込んでいる。
    雲が生じやすく、雨や曇りになることが多い。
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中2理科
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