中学1年理科。植物の最後の単元、植物の分類について学習します
- レベル★★★☆
- 重要度★★★☆
- ポイント:裸子植物・単子葉類・合弁花類の植物を覚える
植物の分類
植物の最後の単元では、いろいろな植物がどの植物グループに属するかを覚えることになります。ここは、頑張って覚えて者勝ちです。
種子植物
花が咲き、種子でふえる植物。
将来、種子になる胚珠があり、受粉によって胚珠が種子になります。胚珠が子房に包まれている被子植物と、子房がなく胚珠がむき出しになっている裸子植物があります。
種子をつくらない植物
胞子でふえる植物。
種子をつくらず、胞子をつくってなかまをふやす植物もいます。シダ植物とコケ植物の2種類です。
裸子植物
子房がなく、胚珠がむきだしになっている植物。
胚珠がむき出しになっているので、花粉は直接胚珠に受粉します。花粉が風によって運ばれる植物が多いです。
・ヒノキ
・イチョウ
・ソテツ
・スギ
・マツ
被子植物
胚珠が子房につつまれている植物。
将来、種子になる胚珠が子房によって守られているので、乾燥に強い植物になります。被子植物は、芽生えのようすから、単子葉類と双子葉類に分類されます。
双子葉類
芽生えのとき、子葉が二枚の植物。
子葉が二枚、双葉の植物です。葉脈は網状脈で、維管束は輪状に並んでおり、根は主根と側根になります。双子葉類は、さらに花弁のようすで合弁花と離弁花に分類されます。
単子葉類
芽生えのとき、子葉が一枚の植物。
・ツユクサ
・ユリ
・アヤメ
・ススキ
・イネ
・トウモロコシ
子葉が一枚の植物で、葉脈は平行脈、維管束はバラバラで、根はひげ根になります。
合弁花類
花弁が一つにくっついている植物。
・タンポポ
・キク
・ツツジ
・ヒマワリ
・アサガオ
離弁花類
花弁が一枚一枚離れている植物。
シダ植物
胞子でふえ、根・茎・葉の区別があり、維管束がある植物。
・ワラビ
・ゼンマイ
・スギナ
コケ植物
胞子でふえ、根・茎・葉の区別がなく、維管束もない植物。
・スギゴケ
・ゼニゴケ
植物の分類の定期テスト予想問題
次の図は、植物をいくつかの特徴によってA~Gグループに分類したものである。それぞれのグループの特徴を、下のア~コからそれぞれ一つずつ選び、記号で答えよ。
ア 胚珠が子房の中にある。 イ 胚珠がむき出し。 ウ 種子でふえる。
エ 胞子でふえる。 オ 花弁が離れている。 カ 花弁がくっついている。
キ ひげ根を持つ。 ク 主根・側根を持つ。 ケ 胞子でふえ維管束がある。
コ 維管束がない。
植物の分類の定期テスト予想問題の解答・解説
A:ウ
Aは種子植物です。
B:エ
Bは種子をつくらない植物です。
C:ア
Cは被子植物です。
D:イ
Dは裸子植物です。
E:ク
Eは双子葉類です。
F:キ
Fは単子葉類です。
G:カ
Gは合弁花類です。
H:オ
Hは離弁花類です。
I:ケ
Iはシダ植物です。
J:コ
Jはコケ植物です。
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