中学地理「南アメリカ州」定期テストのポイントについてまとめています。
南アメリカ州とは?
中南アメリカは、地下資源の種類が多く、その埋蔵量もきわめて豊富である。
南アメリカ州の自然
自然としては、西部にアンデス山脈が連なる。標高が高い山中の都市は、一年中低温(高山気候)。赤道周辺はアマゾン川が流れる。
南アメリカの社会
16世紀、スペインとポルトガルが先住民を支配し、キリスト教を広める→メスチソ(ヨーロッパ人との混血)が増加。
南アメリカの環境問題
開発でアマゾン川流域の熱帯林の伐採が進んだ→ 二酸化炭素の吸収量減少で、地球温暖化が進行するおそれがある→持続可能な開発をめざし、熱帯林の保存の動きが進んでいる。
南アメリカの農業
アマゾン川流域では、先住民が焼畑農業を行う。ブラジルは、コーヒー豆に依存するモノカルチャー経済であった→ 大豆、オレンジなど多角化へ。近年、さとうきびはバイオエタノール(バイオ燃料)の自動車燃料への利用が進む。
南アメリカの鉱工業
鉄鉱石(ブラジル)、 銅(チリ)、原油(ベネズエラ) など鉱産資源が豊富。ブラジルは自動車、航空機の製造など.. 業化が進むが、スラムの拡大による治安・衛生問題が深刻。ベネズエラやボリビアでは欧米国際資本(石油メジャー)の持つ石油事業の国有化が進んでいる。
米州機構(OAS)とは、政治的な結び付きの強いアメリカ合衆国を第一の輸出相手国としていることも大きな特色であるが、近年、チリ・ペルー・アルゼンチンなどから中国への輸出も増加して、アメリカ合衆国と拮抗しつつある。
ブラジル
約1億9400万人で世界第5位。日系人も多く生活。コーヒー・サトウキビの栽培がさかん。コーヒーの生産量・輸出量世界一。さとうきびを原料としてバイオエタノールを生産。
ブラジルの環境問題は、焼畑農業・道路建設・牧場の増設などにより熱帯林の破壊が進み、環境問題が深刻となっている。
コメント