中学英語の副詞について学習します。副詞とは何なのか、どんな副詞があるのか、英文中ではどの位置に来るのかなどについて説明します。
副詞とは
形容詞は、名詞を詳しく説明(修飾)する言葉でした。今日説明する副詞とは、名詞以外の言葉を説明(修飾)する言葉になります。したがって、副詞は動詞や形容詞、副詞を修飾します。
よく使われる副詞
一言で副詞といっても多くの種類があります。中でも中学英語で頻繁に登場する副詞を紹介します。
時を表す副詞
- now(今)
- today(今日)
- yesterday(昨日)
- tomorrow(明日)
- soon(すぐに)
- then(そのとき)
- after(あとに)
- before(前に)
- forever(永遠に)
- already(すでに)
場所を表す副詞
- there(そこで)
- here(ここで)
- near(近くで)
- far(遠くで)
- away(離れて)
- up(上で)
- down(下で)
- home(家で)
- abroad(海外へ)
- anywhere(どこでも)
様態を表す副詞
- well(上手に)
- wrong(悪く)
- badly(ひどく)
- fast(速く)
- early(早く)
- quickly(すばやく)
- slowly(ゆっくり)
- carefully(注意深く)
- hard(熱心に)
- right(正しく)
頻度を表す副詞
- always(いつも)
- often(よく、しばしば)
- usually(たいてい、普段)
- sometimes(ときどき)
- once(1度)
- never(1度も~ない)
数量・程度の副詞
- much(非常に)
- little(ほとんど…しない)
- very(とても)
- so(とても)
- too(…すぎる)
- quite(まったく、すっかり)
- almost(ほとんど)
などなど多くの副詞が登場します。
副詞のポイント
副詞が英文中で置かれる場所は、形容詞と比べるとかなり自由度が増します。次のポイントを押さえておけば十分でしょう。
副詞のポイント
❶基本的に一般動詞の後ろ、be動詞・助動詞の後ろに置く。
❷頻度を表す副詞の場合は、一般動詞の前、be動詞の後ろにおく。
❸時や場所を表す副詞は、文末に「時+場所」の順に置く。
❹形容詞・副詞を修飾する場合は、修飾される単語の前に置く。
❷頻度を表す副詞の場合は、一般動詞の前、be動詞の後ろにおく。
❸時や場所を表す副詞は、文末に「時+場所」の順に置く。
❹形容詞・副詞を修飾する場合は、修飾される単語の前に置く。
❶基本は一般動詞・be動詞・助動詞の後ろに置く
基本的に一般動詞を修飾する場合や、be動詞や助動詞がある場合は、副詞はその後ろに置かれます。また、「You play tennis.」のように動詞が目的語をとる場合、文末に副詞が置かれます。
- He runs fast. 「彼は速く走る。」
- I am very hungry. 「私はとてもお腹が空いている。」
- You play tennis well. 「あなたは上手にテニスをします。」
❷頻度を表す副詞は一般動詞の前・be動詞の後ろ
usually(たいてい)などの頻度を表す副詞は、一般動詞の前、be動詞の場合はその後ろに置かれます。
- I usually study after dinner. 「私はたいてい夕食後に勉強します。」
- She is always busy. 「彼女はたいてい忙しいです。」
❸時や場所を表す副詞は文末に置く
時や場所を表す副詞は、「場所を表す副詞+時を表す副詞」の順番で文末に置かれることがほとんどです。
- I’m going to eat dinner at home tonight. 「私は今夜家で夕食を食べるでしょう。」
- He played soccer there yesterday. 「彼は昨日そこでサッカーをした。」
❹形容詞・副詞を修飾する場合はその前に置く
形容詞や副詞を修飾する場合、基本的にその単語の前に副詞を置きます。enoughなどのように、例外的に後ろに置く場合もあります。
- She plays tennis very well. 「彼女はとても上手にテニスをする。」
- She is so cute. 「彼女はとてもかわいい。」
問題 中学英語演習問題「副詞」
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