中学英語で学習する、名詞の複数形について説明します。
数えられる名詞と数えられない名詞
物や事柄などの名前を表すものが名詞ですが、英語の名詞には数えられる名詞「可算名詞」と数えられない名詞「不可算名詞」があります。名詞の約半数が可算名詞で、残りの半数が不可算名詞になります。
- 可算名詞…apple、pen、bike、man、woman、dogなど
- 不可算名詞…water、rice、money、milk、sugar、angerなど
不可算名詞は、液体・粉・ガスなどの小さすぎたり形のないものや、抽象的な概念などが該当します。
名詞の複数形
数えられる名詞「可算名詞」では、1つの物や事柄を表すときと、2つ以上の物や事柄を表すときで形が変わります。1つを表す名詞の形のことを単数形、2つ以上を表す名詞の形のことを複数形といい、単数形の場合には冠詞の「a、an」をつけ、複数形の場合には「two、three、many」などの数を表す言葉と、名詞に複数形のsが付けられます。
- 単数形:I have a pen.
- 複数形:I have two pens.
名詞の複数形のポイント
名詞の複数形のポイントは次の通りです。
名詞の複数形のポイント
❶「s」や「es」をつける規則的な変化の名詞
❷不規則に変化する名詞の複数形
❸数を表す表現
❶「s」や「es」をつける規則的な変化の名詞
❷不規則に変化する名詞の複数形
❸数を表す表現
❶規則的な変化の名詞
名詞を複数形にするためには、次のルールに従って名詞の形を変化させます。例外もあるので、それらは出てくるたびに覚えていきましょう。
- 語尾が「s、ss、sh、ch、th、o、x」の名詞
→語尾に「es」をつける
例)bus→buses、class→classes、dish→dishes、peach→peaches - 語尾が「子音+y」の名詞
→「y」を「i」に変えて「es」をつける
例)city→cities、country→countries、story→stories - 語尾が「f、fe」の名詞
→語尾の「f、fe」を「v」に変えて「es」をつける
例)leaf→leaves、knife→knives、wife→wives、life→lives - それ以外
→語尾にsをつける
例)apple→apples、book→books、pencil→pencils、bike → bikes
❷不規則に変化する名詞の複数形
❶のルールが適用できない場合もあります。変化に規則性が無いので、これらはしっかりと覚えてしまうことが重要です。
- child→children
- man→men
- woman→women
- foot→feet
- tooth→teeth
- mouse→mice
❸数を表す表現
最後は、数を表す表現について学習します。複数形の名詞の前には数を表す語をつけることがよくありますので、これも重要です。
- two
- three
- four
- five
- six
- many「たくさんの」
- a lot of「たくさんの」
- some「いくつかの(肯定文)」
- any「いくつかの(疑問文・否定文)」
また、「多い・少ない」という表現は、可算名詞と不可算名詞で異なりますので、それも使い分けができるようになっておきましょう。
可算名詞 | 不可算名詞 | |
多い | many | much |
少ない | a few | a little |
「たくさんの」を意味する「a lot of」は、可算名詞にも不可算名詞にも利用できます。
問題 中学英語演習問題「名詞」
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