中学英語で登場する未来形について学習します。主役は助動詞の「will」と「be going to」です。
未来形
未来形とは、明日や来週など、未来のことについて説明する文章です。日本語訳にすると、
- 「~するつもりだ」
- 「~するだろう」
- 「~する予定だ」
という文になります。未来形を表す方法として、次の3つがあります。
- 助動詞「will」
- 「be going to~」
- 近い未来を表す「現在進行形」
3つとも未来を表現する方法なのですが、微妙に意味が異なります。
未来形のポイント
未来形のポイントは、次の3つの未来の表現方法の違いを理解することです。
❶強い意志を表す助動詞「will」
❷すでに決まっている予定などを表す「be going to~」
❸予約など手配が必要な未来の表現「現在進行形」
❶助動詞「will」
助動詞「will」は、未来形で使われますが、日本語に訳すると「~するつもりだ」「~するだろう」などと訳しますが、注目したいのがその意思の強さです。「絶対に~するぞ!」という気持ちが込められてます。実際にできるかどうかは別にしてですが。
「will」は助動詞ですので、「can」と使い方は同じです。助動詞の後は動詞の原形をもってくるようにしてください。また、否定文にするには、助動詞に後ろ「not」を入れる。疑問文にするには「Will」を文頭に持ってきて「?」をつけます。「will not」の短縮表現は「won’t」になることも覚えておきましょう。
主語+will+動詞の原形 ~
- 肯定文:I will study English hard. 「私は一生懸命英語を勉強するつもりだ。」
- 否定文:She won’t go to Tokyo next month. 「彼女は来月東京に行かないだろう。」
- 疑問文:Will she go to Tokyo next month? 「彼女は来月東京にいくのだろうか。」
「will」は助動詞ですので、他の助動詞「can、must」などと一緒に使うことはできません。その場合は、「can」を「be able to~」に、「must」を「have to~」に書き直す必要があります。
また、疑問文で「Will you~?」の形にすると、「~してくれませんか」という依頼の表現になることもあります。
❷「be going to~」
「be going to~」も「will」と同じように未来を表す表現のときに使います。「will」との違いは、「will」は強い意志を伴っているのに対し、「be going to~」は、以前から決まっていた予定などを表します。
be動詞を使った文章なので、主語によって「am、is、are」を使い分けましょう。また、否定文にするには、be動詞のあとに「not」を入れます。疑問文にするには、be動詞を文頭に出し、文末に「?」をつけます。toの後ろは動詞の原形が来ます。詳しくは不定詞で学習します。
主語+be動詞+going+to+動詞の原形 ~
- 肯定文:It is going to rain tomorrow. 「明日はあめだろう。」
- 否定文:It is not going to rain tomorrow. 「明日は雨でなないだろう。」
- 疑問文:Is it going to rain tomorrow? 「明日は雨だろうか。」
❸未来を表す現在進行形
最後は現在進行形です。現在進行形「be動詞+動詞のing形」は、動作の途中を表す表現でした。しかし、go、come、do、finish、haveなどの動詞では近い未来を表すことがあり、「~するつもりだ」「~だろう」と訳します。
今までの未来形との違いは、現在進行形で未来を表す場合、予約などの手配がなされていることです。いい方を変えれば、準備が万全になされている未来を表す場合に使います。
主語+be動詞+>動詞のing形 ~
- Mike is having lunch with us today. 「明日マイクは私たちと昼食を食べます。」
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