中学英語で登場する疑問詞について学習します。疑問詞の種類と使い方、実際に疑問詞を使った疑問文をつくるところまで勉強します。
疑問詞とは
疑問詞とは、「誰?」「何?」「いつ?」「どこで?」「なぜ?」などのように、相手に質問するときに使う言葉で、英語では6W1Hの7種類が存在します。疑問詞を使った疑問文では、疑問詞が文頭に来ます。
- What is this? 「これは何ですか。」
- How many brothers do you have? 「あなたは何人の兄弟がいますか。」
疑問詞の種類
- Who「誰」
- What「何」
- When「いつ」
- Where「どこ」
- Why「なぜ」
- Which「どっち」
- How「どのように」
「Who(誰)」には、その仲間として「Whose(誰の)」と「Whom(誰に)」という疑問詞もあります。
また、疑問詞の後ろに名詞や形容詞を付けて使うこともできます。
- what time「何時」
- which train「どの列車」
- how much「いくら」
- how many「いくつ」
- how old「何歳」
- how long「どれくらいの長さ」
- how far「どれくらいの距離」
などなど、名詞や形容詞を疑問詞の後ろに持ってくることで、いろんなことを質問することができます。
疑問詞のポイント
疑問詞の使い方として重要なポイントは次の通りです。
❷主語をたずねる疑問文の作り方。「三単現のsを忘れない!」
❸疑問詞+名詞や形容詞の表現を覚える。
❹「How many」「How much」の違い!
❺疑問詞を使った疑問文への答え方。
❶主語以外をたずねる疑問文
最も基本的な疑問詞を使った疑問文になります。
疑問詞+疑問文の語順
- What does he have in his hand? 「彼は手の中に何をもっていますか。」
この疑問詞を使った疑問文は、次のように作ります。
- He has a pen in his hand.
↓疑問文に直す - Does he have a pen in his hand?
↓下線部分を疑問詞に直す。※ここではモノなので「What(何)」を使う - What does he have in his hand?
普通の疑問文を作って、たずねられている部分を疑問詞にして文頭に出すだけです。
❷主語をたずねる疑問文
主語をたずねる疑問文を作る場合、主語をそのまま疑問詞に置き換えます。ただし、疑問詞はheやsheなどと同じように、三人称扱いになるので、三単現の「s」をつけ忘れないようにすることがポイントです。
疑問詞+肯定文の語順
- Who loves Mika ? 「ミカを愛しているのは誰ですか?」
この疑問詞を使った疑問文は、次のように作ります。
- He loves Mika.
↓ - Who loves Mika?
少し特殊な形ですが、つくり方はとっても簡単ですね。
❸疑問詞+名詞や形容詞の表現
「what」や「which」、「whose」を名詞の前に置いて、様々な意味の疑問文をつくることができます。
- what time ~?「何時」
What time is it now? 「今何時ですか。」 - what day ~ ?「何曜日」
What day is it today? 「今日は何曜日ですか。」 - what sport ~ ?「どのスポーツ」
What sport do you like? 「あなたはどのスポーツが好きですか。」 - what color ~ ?「どの色」
What color do you like? 「あなたはどんな色がすきですか。」 - what kind of ~ ?「どの種類」
What kind of place is that? 「それはどんな所ですか。」 - which train ~ ?「どの列車」
Which train should I take? 「どっちの電車に乗ればいいんですか。」 - whose book ~ ?「誰の本」
Whose book is this? 「これは誰の本ですか。」
「How+形容詞」でいろいろな物事の程度を尋ねることができます。
- how much ~ ?「いくら」
How much is this bag? 「この鞄はいくらですか。」 - how many ~ ?「いくつ」
How many pages did you read? 「何ページ読みましたか。」 - how old ~ ?「何歳」
How old is she now? 「彼女は今何歳ですか?」 - how long ~ ?「どれくらいの長さ」
How long is this bridge? 「この橋の長さはどのくらいですか。」 - how far ~ ?「どれくらいの距離」
How far is it? 「どのくらい遠いですか。」
❹「How many ~ ?」「How much ~ ?」の違い
「How many」は数えられるもの(可算名詞)、「How much」は数えられないもの(不可算名詞)を尋ねる場合に使います。
- How many books do you have? 「あなたは本を何冊持っていますか。」
- How many times did you try? 「あなたは何回やってみたの。」
このとき、「How many」の後の名詞は複数形になります。次は「How much」です。
- How much water do you want? 「どれくらいの量の水がほしいですか。」
- How much money did you pay ? 「あなたはどれくらいのお金を払いましたか。」
このとき、「How much」の後の名詞は複数形にできません。
❺疑問詞を使った疑問文への答え方
疑問詞を使った疑問文には、YesかNoで答えることはできません。次のように答えます。
主語以外をたずねる疑問文
- Who is that tall man? 「あの背の高い男性は誰ですか。」
ー He is my brother. 「彼は私の兄です。」 - Where does Tom live? 「トムはどこに住んでいますか。」
ー He live in Kyoto. 「彼は京都に住んでいます。」
主語以外を疑問詞を使って質問した場合は、きちんと目的語を使って、主語・述語をきちんと使い質問に回答します。しかし、実際は目的語だけを伝えても十分に通じます。「My brother.」「In Kyoto.」
主語をたずねる疑問文
- Who lives in Kyoto? 「誰が京都に住んでいるんですか。」
ー Mike does. 「マイクです。」 - Which is your shoes, this or that? 「どっちがあなたの靴ですか。」
ー That is. 「あれです。」
主語を疑問詞を使って質問する場合、英語は繰り返しを避けるので、同じことを言う場合は省略をし、「主語+述語」、もしくは主語だけで回答します。
「Why ~?」に対する答え方
疑問詞「Why(なぜ)?」に質問では、理由を問われているので、一般的に「Because~(なぜなら)」や「To~(~するために)」で回答します。
- Why do you study English? 「なぜあなたは英語を勉強するのですか。」
ーBecause I want to be able to speak English. 「なぜなら、英語を話せるようになりたいからです。」
ーTo talk with foreign people. 「外国の人々と話をするため。」
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