大正時代デモクラシー
護憲運動がおこり、政党政治・民主主義の発展それから、大正デモクラシーへと発展。
- 護憲運動…第一次護憲運動が1912年に起こった。憲法にもとづいて政治を守ろうとする運動。尾崎幸雄、犬養毅らは、「閥族打破・憲政擁護」をスローガンに第一次護憲運動を展開。
- 大正デモクラシー…自由主義や民主主義を求める風潮や運動。
このころ、民衆の意向を議会や政治に反映させるべきだと説いたのが、吉野作造で、民本主義と言われる。
政党内閣の成立
米騒動後に、原敬が政党内閣を組閣。
- 米騒動…1918年米の価格が急に上昇したことから米の安売りを求めて起こった暴動。
大正時代の社会運動
労働争議の増加。全国水平社、青鞜社が結成。
- 労働争議…労働者が雇い主に労働者の意見を認めさせるためにストライキなどを行う。
- 小作争議…小作人が地主に小作料の引き下げを求める。
- 女性運動…1920年平塚雷鳥が新婦人協会を結成。女性の政治活動の自由、高等教育の拡充などを求める。
- 部落解放運動…1922年部落差別からの解放を目指して、全国水平社が形成される。
普通選挙法
1925年に制定された25歳以上の男子に選挙権を与える法律(このときの総理大臣は、加藤高明)。同時に治安維持法も成立。治安維持法は、共産主義の活動などを取り締まる法律。
大正時代の文化(大衆文化の広まり)
ラジオ放送の開始、都市ではガス、水道、電気、電灯が普及し、国民の生活は向上していった。職業婦人として、タイピストやバスガールや女性アナウンサー(ラジオ用)なども登場したのもこのころ。
- 大衆文化…トーキー(有声映画)、ラジオ放送など
- 文学…芥川龍之介、志賀直哉、小林多喜二など。
- 都市の生活…文化住宅、洋食が広まり、欧米風の生活様式が流行する。
国際連盟
世界平和と国際協調をうたう最初の国際機構です。
➊ウィルソンの提案で、実現
➋1920年に発足
➌イギリス、フランス、イタリア、日本が常任理事国
➍アメリカは国内の反対で加盟せず。
➎民族自決はヨーロッパ以外の地域では考慮されず
➋1920年に発足
➌イギリス、フランス、イタリア、日本が常任理事国
➍アメリカは国内の反対で加盟せず。
➎民族自決はヨーロッパ以外の地域では考慮されず
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