中学2年理科。化学変化の酸化と燃焼について学習します。
- レベル★★☆☆
- 重要度★★★☆
- ポイント:色の変化を覚える、化学反応式を書けるようになる
酸化と燃焼
化学変化の中で、2種類以上の物質が結びつき、別の物質になる化学変化を化合といいました。その中でも、物質と酸素が化合することを酸化といいます。また、酸化によってできる物質を酸化物といいます。
酸化 物質+酸素→酸化物
酸化の中でも、光や熱を激しく出しながら酸化することを燃焼といいます。この場合も、燃焼後できる物質は酸化物になります。また、燃焼とは逆に、ゆっくりと酸化することを「さび」といいます。
燃焼 物質+酸素→酸化物+光・熱
銅の酸化
赤褐色の銅を粉末状にして空気中で加熱すると、空気中の酸化が化合して黒色の酸化銅になります。銅粉が全て空気中の酸素と反応するように、うすく広げるように加熱することがポイントです。色の変化もよく聞かれますので覚えておきましょう。
銅+酸素→酸化銅
化学反応式も書けるように練習してください。まずは、物質を化学式で書けるかどうかがカギになります。
- 銅→Cu
- 酸素→O₂
- 酸化銅→CuO
化学変化の前後(矢印の左右)で、原子の数が一致するように式を立てると、
2Cu+O₂→2CuO
となります。
マグネシウムの燃焼
板状にされたマグネシウムリボンをガスバーナーの火の中に入れると、光や熱を激しく出しながら酸化(燃焼)します。カメラのフラッシュに使われていたように、かなり激しく反応します。見すぎると目を痛めるので気をつけましょう。
マグネシウム+酸素→酸化マグネシウム
できる酸化マグネシウムの色は白色です。酸化銅が黒だったのに対して、ここでは白色になるので注意してください。
次は、マグネシウムの酸化を化学反応式で書きます。まずは、化学式の確認です。
- マグネシウム→Mg
- 酸素→O₂
- 酸化マグネシウム→MgO
化学反応式は次のようになります。
2Mg+O₂→2MgO
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