比較的栽培しやすく、栄養価の高い緑黄色野菜のニラについて学んでみました。原産地・生産地は、中国西部でユリ科ネギ属に分類されます。
ニラの栽培データ
- 発芽地温:20℃前後
- 生育適温:20~25℃
- 日当たり:日なた
- 土壌酸度:弱酸性
- 植えつけ:株間15~20cm
- 種まき:3月または9月
- 備考:若干乾燥に弱い
ニラについて知る
成分
- 硫化アリル…ニラ特有の香りのもとで、ネギやタマネギにも含まれる、ビタミンB1の吸収を促進
- カロテン…油もの相性がいい。よって、レバーなどとの炒め物や中華料理に欠かせない
- ビタミンE…カロテンと同様。
ニラの特徴
- 大葉群と、小葉(細葉)群のニラ…冬季、休眠します。現在の主流は、大葉系のニラです。
- 花ニラ群のニラ…冬季、休眠しません。
ニラは野菜のなかでは数少ない多年草となります。比較的寒さに強く、夏季、気温が高くなると生育は早ります。花芽は長日・高温条件で分化し、7~8月にトウ立ち・開花します。ニラは冬、低温・短日で休眠に入り、地上部は枯れます。花ニラは比較的高温を好み、年中トウが立ち、それを食用にします。
ニラの病虫害
病気はさび病、乾腐病、白斑葉枯病などが発生することがあります。害虫ではアブラムシが最も被害が大きくなりやすい傾向。いずれにしも、早期発見早期対処が臨まれます。
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