中学英語。不定詞について学習します。基本的な用法から実戦レベルの内容まで学習します。
不定詞とは
不定詞とは、「to+動詞の原形」のことをいい、動詞を名詞や形容詞、副詞として使うことができる用法です。「to」の後は必ず動詞の原形が来ることを覚えておきましょう。
不定詞には、次の3つの用法(使い方)があります。
❷形容詞的用法「~するための」
❸副詞的用法「~するために」
❶名詞的用法
その名の通り、文中で名詞と同じはたらきをします。名詞は、主語(S)、補語(C)、目的語(O)、になることができるので、名詞的用法をとる不定詞も主語(S)、補語(C)、目的語(O)になることができます。意味は「~すること」になります。
- 主語(S)になる場合
To help other people is good. 「ほかの人を助けることはいいことです。」 - 補語(C)になる場合
My dream is to visit Canada. 「私の夢はカナダを訪れることです。」 - 目的語(O)になる場合
I like to read books. 「私は本を読むことが好きです。」
❷形容詞的用法
その名の通り、文中で形容詞と同じはたらきをします。形容詞は名詞を修飾(詳しく説明)する言葉です。必ず名詞の後に置かれることもポイントです。意味は「~するための」などになります。
- 名詞を修飾する場合
You have a lot of time to study. 「あなたは勉強するための時間が沢山あります。」 - 代名詞を修飾する場合
I want something hot to drink. 「私は何か温かい飲み物が欲しいです。」
❸副詞的用法
その名の通り、文中で副詞のはたらきをします。副詞は名詞以外の動詞や形容詞などを修飾する言葉です。意味は「~するために」などになります。
- 目的を表す場合
I came here to see Mike. 「私はマイクに会うためにここに来ました。」 - 原因・理由を表す場合
We are happy to see you. 「私たちはあなたにお会いできてうれしいです。」
不定詞と動名詞の書き換え
不定詞の名詞的用法と動名詞は、どちらも「~すること」と訳します。したがって、両者は書き換え問題でよく出題されます。書き換えができる場合と、できない場合があります。また、書き換えができても意味が異なってくる場合があるので、こちらも合わせた学習しておきましょう。
不定詞の練習問題
【問1】次の日本文に合う英文になるように、( )に適する語を書きなさい。
(1) 彼女はテレビを見るために座りました。
She sat down( )watch TV.
(2) 太郎はお母さんを手伝うために早く起きました。
Taro got up early to( )his mother.
(3) 彼はその手紙を読んで悲しかった。
He was sad to( )the letter.
(4) なぜその店に行ったのですか。― リンゴを買うためです。
Why did you go to the store ? ( )buy some apples.
(5) 私はその知らせを聞いてうれしい。 I am happy( )( )the news.
【問2】次の( )内の語を並べかえて,日本文に合う英文にしなさい。
(1) 京都には訪れるべき場所がたくさんあります。
Kyoto has many (to / places / visit).
(2) 何か冷たい飲み物をください。
Give me (to / something / drink / cold).
(3) その少年は遊ぶ友だちがほしかった。
The boy wanted a (with / friend / play / to).
不定詞の練習問題解答
【問1】
(1) to
(2) help
(3) read
(4) To
(5) to hear
be glad (happy) to ~〜してうれしい)
be sorry to (~して残念だ)
be surprised to → んして驚く)
【問2】
(1) places to visit
(2) something cold to drink
(3) friend to play with
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