中学英語で登場する助動詞「could」について学習します。
助動詞「could」
「could」は助動詞「can」の過去形です。なので意味は「~することができた」になります。しかし、その他にもいろいろな意味で使われます。
- I could run very fast years ago. 「私は昔、とても速く走ることができました。」
- Could you open the door? 「ドアを開けていただけますか。」
- It could rain this afternoon. 「今日の午後、雨が降るかもしれない。」
「~していただけますか」丁寧な依頼、「~かもしれない」確信度が低い推量などの意味でも使われます。
助動詞「could」のポイント
助動詞「could」のポイントは次の通りです。
❷「Could you ~?」で丁寧な依頼「~していただけますか」
❸最も確信度が低い推量「~かもしれない」
❶canの過去形could
助動詞「could」は「can」の過去形です。意味は「~することができた」「~する能力があった」になります。助動詞ですので、「could」のあとは動詞の原形がきます。また、否定文にするには、「could」の後に「not」を付けます。疑問文にするには、助動詞「could」を文頭に持ってきて、文末に「?」をつけます。
- I could run very fast years ago. 「私は昔、とても速く走ることができました。」
- I could not pass the examination. 「私は試験に合格できなかった。」
「can」は「be able to」と書き換えができるので、「could」の場合は「was(were) able to」に書き直すことができます。
- I’m able to run very fast years ago. 「私は昔、とても速く走ることができました。」
- I was not able to pass the examination. 「私は試験に合格できなかった。」
❷丁寧な依頼「Could you ~?」
相手に丁寧に何かを依頼する場合、「Could you ~?」という表現が使われます。日本語にすると「~していただけますか」というとても丁寧な言い方になります。「Can you ~?」よりもかなり丁寧です。
- Could you open the door? 「ドアを開けていただけますか。」
- Could you tell me the way to the station? 「駅までの道を教えていただけますか。」
「Would you ~?」も丁寧な依頼でしたが、「Would you ~?」は意思を聞いているのに対し、「Could you ~?」は能力を聞いています。
❸確信度が低い推量「~かもしれない」
この推量ですが、助動詞のほとんどが推量の意味「~かもしれない」という意味を持っています。その中でも「could」は、最も確信度が低い推量です。
「must」にも推量の意味がありましたが、「~にちがいない」と、かなり確信度は高いです。「will」にも推量の意味があります。「~だろう」と、「must」よりも確信度は低くなります。「should」にも推量の意味があります。「~するはずだ」と、「will」よりも更に確信度は下がります。「may」にも推量の意味があります。「~かもしれない」と、さらに確信度が下がり、もっとも確信度が低い推量が「could」です。
- It could rain this afternoon. 「今日の午後、雨が降るかもしれない。」
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