▶ YouTube授業動画もやっています

中学英文法「助動詞の重要ポイント&よく出る問題まとめ」

英語助動詞アイキャッチ画像 中学英語
スポンサーリンク

中学英語のテストでよく出題される「助動詞」。「can」と「may」の違い、「must」と「have to」の使い分け、疑問文や否定文の作り方など、つまずきやすいポイントがたくさんあります。

この記事では、助動詞の基本ルールや重要ポイントをわかりやすく解説し、テストによく出る問題も紹介します。しっかり理解して、得点アップを目指しましょう!

スポンサーリンク

助動詞「can」のポイント

canには~できるという意味があります。動詞に「できる」という意味を付け加えることができます。

  • I swim. 「泳ぐ。」
  • I can swim. 「泳ぐことができる。」

このように、動詞と一緒に使って、動詞に味付けをするものを助動詞といいます。

canを使った文

助動詞の「can」は次のように使います。

主語+can動詞の原形 ~

  • He can swim. 「彼は泳ぐことができる。」
  • She can play the piano very well. 「彼女はとても上手にピアノを弾けます。」
助動詞「can」のポイント
❶助動詞canの後は動詞の原形!
❷助動詞canの否定文のつくり方
❸助動詞canの疑問文のつくり方
❹「Can I~?」と「Can you~?」の使い方
❺「be able to~」への書き換え

❶can+動詞の原形

助動詞canの後は、動詞の原形が来ます。主語が三人称単数の場合は、動詞に「三単現のs」を付ける必要がありましたが、canを使った場合は、動詞は原形になります。

  • He swims.
  • He can swim.

canは「cans」のようにsを付ける必要はありません。

❷助動詞canの否定文

助動詞canの文を否定文にすると「~できない」という文になります。この場合、canのあとに「not」を付けます。

主語+cannot+動詞の原形 ~

「can not」は短縮してcan’tcannotと表現することがほとんどです。

  • I can speak French. 「私はフランス語を話せる。」
  • I can’t speak French. 「私はフランス語を話せない。」

❸助動詞canの疑問文

助動詞canを使った文を疑問文にすると「~できますか。」という文になります。この場合、canを文頭に出し、文末に「?」を付けます。

Can+主語+動詞の原形 ~

  • You can drive a car. 「あなたは車の運転ができる。」
  • Can you drive a car? 「あなたは車の運転ができますか。」

❹「Can I ~?」と「Can you ~?」の表現

助動詞canを使った表現です。Can I ~?」で許可を求めたり、Can you ~?」で依頼をできるようになりましょう。

「Can I ~?」許可

~してもいいですか。という許可を求めるときに使う文章です。

  • 許可:Can I use this bike? 「この自転車を使ってもいいですか。」
  • 答え方:Sure. OK.Of course. / Sorry,+理由.

「Can you ~?」依頼

~してくれませんか。という依頼を求めるときに使う文章です。

  • 依頼:Can you open the door? 「ドアを開けてくれませんか。」
  • 答え方:Sure. OK.Of course. / Sorry,+理由.

❺「be able to~」への書き換え

助動詞canは「be able to~」と同じ意味を持ちます。どちらも「~できる」という意味です。したがって、この2つは書き換えが可能です。

  • She can speak French. 「彼女はフランス語を話すことができる。」
  • She is able to speak French. 「彼女はフランス語を話すことができる。」
助動詞「could」

could」は助動詞「can」の過去形です。なので意味は「~することができたになります。しかし、その他にもいろいろな意味で使われます。

  • I could run very fast years ago. 「私は昔、とても速く走ることができました。」
  • Could you open the door?  「ドアを開けていただけますか。」
  • It could rain this afternoon. 「今日の午後、雨が降るかもしれない。」

「~していただけますか」丁寧な依頼、「~かもしれない」確信度が低い推量などの意味でも使われます。

スポンサーリンク

助動詞「could」のポイント

助動詞「could」のポイントは次の通りです。

couldのポイント❶canの過去形として使うcould「~することができた」
❷「Could you ~?」で丁寧な依頼「~していただけますか」
❸最も確信度が低い推量「~かもしれない」

❶canの過去形could

助動詞「could」は「can」の過去形です。意味は「~することができた」「~する能力があったになります。助動詞ですので、「could」のあとは動詞の原形がきます。また、否定文にするには、「could」の後に「not」を付けます。疑問文にするには、助動詞「could」を文頭に持ってきて、文末に「?」をつけます。

  • I could run very fast years ago. 「私は昔、とても速く走ることができました。」
  • I could not pass the examination. 「私は試験に合格できなかった。」

「can」は「be able to」と書き換えができるので、could」の場合は「was(were) able to」に書き直すことができます。

  • I’m able to run very fast years ago. 「私は昔、とても速く走ることができました。」
  • I was not able to pass the examination. 「私は試験に合格できなかった。」

❷丁寧な依頼「Could you ~?」

相手に丁寧に何かを依頼する場合、Could you ~?」という表現が使われます。日本語にすると「~していただけますかというとても丁寧な言い方になります。「Can you ~?」よりもかなり丁寧です。

  • Could you open the door?  「ドアを開けていただけますか。」
  • Could you tell me the way to the station? 「駅までの道を教えていただけますか。」

「Would you ~?」も丁寧な依頼でしたが、「Would you ~?」は意思を聞いているのに対し、「Could you ~?」は能力を聞いています。

❸確信度が低い推量「~かもしれない」

この推量ですが、助動詞のほとんどが推量の意味「~かもしれない」という意味を持っています。その中でも「could」は、最も確信度が低い推量です。

「must」にも推量の意味がありましたが、「~にちがいない」と、かなり確信度は高いです。「will」にも推量の意味があります。「~だろう」と、「must」よりも確信度は低くなります。「should」にも推量の意味があります。「~するはずだ」と、「will」よりも更に確信度は下がります。「may」にも推量の意味があります。「~かもしれない」と、さらに確信度が下がり、もっとも確信度が低い推量が「could」です。

  • It could rain this afternoon. 「今日の午後、雨が降るかもしれない。」
助動詞「must」

中学英語で学習する助動詞「must」について学習します。英語の助動詞 must は、「~しなければならない」という強い義務を表す重要な表現です。でも、have to とどう違うのか? 否定形になると意味が変わるのか? など、迷うポイントも多いですよね。

この記事では、must と have to の違い、must not の意味、テストでよく出る問題をわかりやすく解説します! しっかり理解して、英作文や読解問題で使いこなせるようになりましょう!

助動詞の「mustは、「~しなければならない」「~にちがいないなどと訳します。強い使命や義務、推量などを表す助動詞です。使い方は助動詞「can」と同じです。

主語+must動詞の原形

  • I must get up early. 「私は早く起きなければならない。」
  • You must clean your room.  「あなたは部屋を掃除しなければならない。」
  • She must be rich.  「彼女は金持ちにちがいない。」
スポンサーリンク

助動詞「must」のポイント

助動詞「must」のポイントは次の通りです。

mustのポイント!❶「must」と「have to」の書き換え
❷「must not」と「don’t have to」の違い
❸「must」の過去形
❹「must」の疑問文に対する答え方

❶「must」と「have to」

「must」と同じ「~しなければならない」という意味でつかわれるのがhave toです。日本語に訳したときは同じ訳になりますが、意味は少し異なります。

「must」は話し手の意思が非常に強く、使命を表します。一方の「have to」は外部の状況でしなくてはならない状態で、必要性の意味が強いです。

  • I must study English hard. 「私は英語を一生懸命勉強しなければならない。」
  • I have to go there. 「私はあそこに行かなくてはならない。」

肯定文の場合は、さほど違いは見られません。

❷「must not」と「don’t have to」

否定文のときに、大きな違いが見られます。must notmustn’t)」では、「~してはならない」という禁止の意味になりますが、don’t have to」では、「~しなくてよい」「~する必要はない」という意味になります。

  • You must not go there. 「あなたはあそこに行ってはならない。」
  • You don’t have to go there. 「あなたはあそこに行かなくてよい。」

❸「must」の過去形「had to」

助動詞「must」に過去形はありません。ですので、「have to」の過去形had toを使って過去の状況を表します。

  • 現在:I must study English hard. 「私は英語を一生懸命勉強しなければならない。」
  • 過去:I had to study English hard. 「私は英語を一生懸命勉強しなければならなかった。」

❹「must」の疑問文と答え方

助動詞「must」を疑問文にするには。「must」を文頭に出し、文末に「?」をつけるだけです。

Must+主語+動詞の原形 ~?

  • 質問:Must I study English now? 「今英語を勉強しなければなりませんか。」
  • 回答:Yes, you must./ No, you don’t have to.

「No, you must not.」にすると、「いいえ、勉強してはならない。」という回答になり、意味がおかしくなります。

助動詞「may」

助動詞「may」には、「~してもよい」という許可の用法と、「~かもしれない」という推量の用法があります。他の助動詞「can」や「must」などと同じように、後ろに動詞の原形をもってきます。

主語+may動詞の原形

  • You may eat this cake. 「このケーキを食べてもいいですよ。」
  • It may rain tomorrow. 「明日は雨かもしれない。」

mayの否定文と疑問文

助動詞「may」を使った文章を否定文にするには、「may」の後ろに「not」をもってきます。また、疑問文にするには、「may」を文頭に出し、文末に「?」をつけます。

  • 否定文:She may not come here. 「彼女はここには来ないかもしれない。」
  • 疑問文:May I open the window? 「窓を開けてもいいですか。」

「may not」の短縮形は「mayn’t」になります。

スポンサーリンク

助動詞「may」のポイント

助動詞「may」のポイントは次の通りです。

助動詞mayのポイント
❶May I ~ ?「~してもよいですか?」
❷「may not」で「must not」より弱い禁止
❸「may」と過去形の「might」の使い方

❶May I ~?「~してもよいですか?」

助動詞「may」の疑問文は「~してもよいですか」という意味になります。よく使う表現なので絶対に覚えてください。

MayI動詞の原形 ~ ?

  • May I open the window? 「窓を開けてもいいですか。」
    Sure. Of course. 「いいですよ。」
    I’m sorry you can’t. 「いけません。」

これと同じ表現として「Can I ~?」という表現がありますが、こちらの場合は、「May I ~?」よりも砕けた表現になりますので、友人などによく使います。

❷「may not」で弱い禁止

「may」の「~してもよい」という許可の用法で、これを否定文にすると「~してはいけない」という意味になります。以前に学習した「must not」と同じ意味になりますが、「must not」の方が禁止の意味が強くなります。

  • You must not go there. 「あそこに行ってはならない。(強い禁止)」
  • You may not go there. 「あそこに行ってはならない。(弱い禁止)」

❸「may」と「might」

助動詞「may」の過去形がmightになりますが、実際には「may」と同じように使われることがほとんどです。時制を一致させるときや、より丁寧な言い方をする場合に使われます。

  • May I open the window? 「窓を開けてもいいですか。(丁寧)」
  • Might I open the window? 「窓を開けてもいいですか。(より丁寧)」

「May I ~?」自体が丁寧な言い方ですので、「Might I ~?」は更に丁寧な言い方になります。日常生活ではあまり使わないようです。

スポンサーリンク

【問題】助動詞の練習問題

【問1】次の英文の意味を書きなさい。
(1) My sister can drive a car.

(2) We can’t live without water.

(3) Can you swim in the sea ?

(4) They are able to use these computers.

(5) You will be able to swim soon.

(6) May I go with you?

(7) This story may be true.

【問2】次の日本文に合う英文になるように、(   )に適する語を書きなさい。
(1) ここで野球をしてはいけません。
You(   )(   )play baseball here.

(2) そこは寒いにちがいありません。
It(   )(   )cold there.

(3) 私は今日、数学を勉強しなければなりません。
I(   )(   )study math today.

(4) 私はこの本を読まなければなりませんか。-いいえ、その必要はありません。
(   )I read this book ? -No, you(   )(   )to.

(5) 由紀は自分の部屋を掃除しなければなりませんでした。
Yuki(   )(   )clean her room.

【問3】次の(   )内の語を並べかえて、日本文に合う英文にしなさい。
(1) 私たちは彼を手伝うべきです。( should / him / help/ we/.)

(2) 彼はそこへ行くべきではありません。( he / not / go / should / there / .)

【問4】次の英文にcanを加えて書き換えなさい
(1)She plays the piano.

(2)They use this computer.

(3)Our teacher runs very fast.

(4)Tom speaks English.

(5)Your mother doesn’t write a letter in Chinese.

(6)Do they ski in winter?

(7)Does your teacher speak English?

次の日本文を英文にしなさい。

(8)窓を開けてもいいですか。

(9)窓を開けてくれませんか。

次の英文を同じ意味になるように書き換え、( )に適語を入れなさい。
(10)You can swim fast.
→You(  )(  )(  )swim fast.

【解答】助動詞の練習問題解答

【問1】
(1)私の姉は 車を運転することができます
(2)私たちは水がなければ 生きることができません
(3)あなたは 海で泳ぐことができますか
(4)彼らはこれらのコンピュータを 使うことができます
(5)あなたはすぐに 泳げるようになるでしょう
(6)あなたといっしょに 行ってもいいですか
(7)この話は本当かもしれません。

【問2】
(1) must not
(2) must be
(3) have to
(4) Must/ don’t have
(5) had to

【問3】
(1) We should help him,
(2) He should not go there.

【問4】
(1)She plays the piano.
She can play the piano.

(2)They use this computer.
They can use this computer.

(3)Our teacher runs very fast.
Our teacher can run very fast.

(4)Tom speaks English.
Tom can speak English.

(5)Your mother doesn’t write a letter in Chinese.
Your mother can’t write a letter in Chinese.

(6)Do they ski in winter?
Can they ski in winter?

(7)Does your teacher speak English?
Can your teacher speak English?

(8)窓を開けてもいいですか。
Can I open the window?

(9)窓を開けてくれませんか。
Can you open the window?

(10)You can swim fast.
→You( are )( able )( to )swim fast.

中学英語の対策問題一覧
日常の勉強から定期テスト対策、高校入試対策までを演習問題を通して、実践力を身につける記事を一覧にしています。無料ですので、気軽にご利用ください。

コメント

テキストのコピーはできません。