中学英語で学習する助動詞「must」について学習します。
助動詞「must」
助動詞の「must」は、「~しなければならない」「~にちがいない」などと訳します。強い使命や義務、推量などを表す助動詞です。使い方は助動詞「can」と同じです。
主語+must+動詞の原形 ~
- I must get up early. 「私は早く起きなければならない。」
- You must clean your room. 「あなたは部屋を掃除しなければならない。」
- She must be rich. 「彼女は金持ちにちがいない。」
助動詞「must」のポイント
助動詞「must」のポイントは次の通りです。
mustのポイント!❶「must」と「have to」の書き換え
❷「must not」と「don’t have to」の違い
❸「must」の過去形
❹「must」の疑問文に対する答え方
❷「must not」と「don’t have to」の違い
❸「must」の過去形
❹「must」の疑問文に対する答え方
❶「must」と「have to」
「must」と同じ「~しなければならない」という意味でつかわれるのが「have to」です。日本語に訳したときは同じ訳になりますが、意味は少し異なります。
「must」は話し手の意思が非常に強く、使命を表します。一方の「have to」は外部の状況でしなくてはならない状態で、必要性の意味が強いです。
- I must study English hard. 「私は英語を一生懸命勉強しなければならない。」
- I have to go there. 「私はあそこに行かなくてはならない。」
肯定文の場合は、さほど違いは見られません。
❷「must not」と「don’t have to」
否定文のときに、大きな違いが見られます。「must not(mustn’t)」では、「~してはならない」という禁止の意味になりますが、「don’t have to」では、「~しなくてよい」「~する必要はない」という意味になります。
- You must not go there. 「あなたはあそこに行ってはならない。」
- You don’t have to go there. 「あなたはあそこに行かなくてよい。」
❸「must」の過去形「had to」
助動詞「must」に過去形はありません。ですので、「have to」の過去形「had to」を使って過去の状況を表します。
- 現在:I must study English hard. 「私は英語を一生懸命勉強しなければならない。」
- 過去:I had to study English hard. 「私は英語を一生懸命勉強しなければならなかった。」
❹「must」の疑問文と答え方
助動詞「must」を疑問文にするには。「must」を文頭に出し、文末に「?」をつけるだけです。
Must+主語+動詞の原形 ~?
- 質問:Must I study English now? 「今英語を勉強しなければなりませんか。」
- 回答:Yes, you must./ No, you don’t have to.
「No, you must not.」にすると、「いいえ、勉強してはならない。」という回答になり、意味がおかしくなります。
コメント