中学英語の最初に登場する「be動詞」am、is、are、was、wereについて学習します。
be動詞とは
am、is、are、was、wereをまとめて「be動詞」といいます。beはこれらの原型を表す単語です。日本語にすると「〜です。」「〜いる(ある)。」の意味があり、基本的な意味・役割は「主語について説明する」ことになります。文の中では主語の直後にきます。
- I am a student. 「私は生徒です。」
- This is a pen. 「これはペンです。」
- You are good teachers. 「あなたはいい先生です。」
- My book is on the desk. 「私の本は机の上にあります。」
be動詞の種類
be動詞は、主語や現在・過去により5つの種類があります。主語が「I(私は)」の場合は「am」、「you(あなたは)」や「we(私たちは)」のような複数の場合は「are」、「he(彼は)」のようにI、you以外の単数のときは「is」を使います。また、過去形になると、「am」「is」は「was」に、「are」は「were」に変化します。
主語 | be動詞 | |
現在 | 過去 | |
I(単数:私は) | am | was |
you(単数:あなたは)
we(複数:私たちは) |
are | were |
he(単数:かれは) she(単数:彼女は) Mike(単数:マイクは) it(単数:それは) |
is | was |
be動詞のポイント
be動詞の簡単な意味と種類を覚えたところで、中学英語で最低限必要なbe動詞のポイントを説明します。
❷「主語は~にいる(ある)。」主語+be動詞+前置詞+場所
❸疑問文はbe動詞を前に出し、文末に「?」をつける。
❹否定文はbe動詞のあとに「not」をつける。
❺短縮表現「I’m」「you’re」「isn’t」「aren’t」を覚える。
❶be動詞「主語は~です。」
be動詞で最も多く見かける形が「~です。」という使い方になります。これは、「主語=~」というイコール関係を表しています。主語が何なのか、どんな状態なのかを表します。
主語+be動詞+名詞
- I am a student. 「私は生徒です。」
- This is a pen. 「これはペンです。」
のように、be動詞のあとに「名詞」を持ってきて、主語が何なのかを表すパターンです。
主語+be動詞+形容詞
- I am happy. 「私は嬉しいです。」
- She is beautiful. 「彼女は美しです。」
のように、be動詞のあとに、嬉しいや美しいのような「形容詞」を持ってきて、主語がどんな状態なのか、どんな性質があるのかを説明します。
❷be動詞「主語は~にいる(ある)。」
主語の存在を表す使い方で、主語がどこにいるのか、どこにあるのかを表します。場所を表す言葉の前に、「~の上」「~の中」「~の近く」などの「前置詞」が必要になることも覚えておきましょう。
主語+be動詞+前置詞+場所
- Your book is on the desk. 「あなたの本は机の上にあります。」
- I am near the station. 「私は駅の近くにいます。」
❸be動詞の疑問文
疑問文「~ですか?」の形にする場合は、主語の後ろにあるbe動詞を前に持ってきて、文末に「?(クエスチョンマーク)」をつけます。
- 肯定文:She is a high school student. 「彼女は高校生です。」
- 疑問文:Is she a high school student? 「彼女は高校生ですか。」
疑問文に対する答え方
疑問文で使った主語とbe動詞を使って、YesとNoで答えます。Noの場合は、be動詞のあとにnotをつけます。
- Yesの場合:Yes , she is.
- Noの場合:No , she is not.
「is not」は短縮表現が使われ、「isn’t」と書かれることがほとんどです。
❹be動詞の否定文
「~ではありません。」などの否定文にする場合は、be動詞のあとに打消しの「not」をつけるだけです。
- 肯定文:She is a high school student. 「彼女は高校生です。」
- 否定文:She is not a high school student. 「彼女は高校生ではありません。」
「She is not」は短縮表現を使って「She’s not」や「She isn’t」と書かれる場合が多いです。
❺be動詞の短縮表現
ネイティブの人は、表現を略すことが多いので、それぞれのbe動詞の短縮形も覚えておきましょう。「’」apostrophe(アポストロフィー)を使って、次のように短縮します。
主語+be動詞の短縮表現
- I am → I’m
- he is → he’s
- she is → she’s
- you are → you’re
- it is → it’s
- we are → we’re
- they are → they’re
- that is → that’s
- these are → these’re
- those are → those’re
- there is → There’s
- there are → There’re
- There is ⇒ There’s
this isは短縮すると読みにくいので、短縮されません。
be動詞+notの短縮表現
- is not → isn’t
- are not → aren’t
- was not → wasn’t
- were not → weren’t
am notは短縮すると読みにくいので、普通短縮しません。
過去形
過去形とは、「~した」や「~だった」というように、過去に起こったことなどを表す文章です。動詞を過去形に直すだけで、過去に起こった文章にすることができます。
be動詞の過去形
- 現在形:He is my friend. 「彼は私の友達です。」
- 過去形:He was my friend. 「彼は私の友達でした。」
一般動詞の過去形
- 現在形:I play the piano. 「私はピアノを弾きます。」
- 過去形:I played the piano. 「私はピアノを弾きました。」
be動詞の過去形のポイント
今回は、be動詞の過去形について学習していきます。ポイントは下記のとおりです。
❷be動詞の過去形の否定文
❸be動詞の過去形の疑問文と答え方
❶be動詞の過去形
be動詞を使った文を過去形にするためには、be動詞を過去形に直すだけで完了します。このとき、主語の種類によってbe動詞を次のように使い分けます。
主語 | be動詞 | |
現在 | 過去 | |
I(単数:私は) | am | was |
you(単数:あなたは)
we(複数:私たちは) |
are | were |
he(単数:彼は) she(単数:彼女は) Mike(単数:マイクは) it(単数:それは) |
is | was |
- when I was a child, I liked tomatoes. 「子どものとき、トマトが好きでした。」
- You were very cute. 「あなたはとてもかわいかったです。」
- It was rainy yesterday. 「昨日は雨でした。」
❷be動詞の過去形の否定文
be動詞を使った過去の文章で、「~ではなかった」というように否定文にするには、be動詞(was、were)のうしろに「not」をつけます。
主語+be動詞+not ~
- 肯定文:They were in the room then. 「そのとき彼らは部屋にいました。」
- 否定文:They were not in the room then. 「そのとき彼らは部屋にいませんでした。」
短縮表現を使えば、「were not」は「weren’t」になります。「was not」は「wasn’t」になります。
❸be動詞の過去形の疑問文
be動詞を使った過去の文章を、「~でしたか」というように疑問文にするには、be動詞(was、were)を文頭に持ってきて、文末に「?」をつけます。
be動詞+主語 ~ ?
- 肯定文:They were in Tokyo last week.
- 疑問文:Were they in Tokyo last week? ーYes, they were./No, they weren’t.
疑問文には、疑問文で使った主語と、be動詞を使って答えます。「No」の場合には、be動詞の後ろに「not」をつけます。
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